日曜コラム インディアンサマーから秋へ
アメリカに留学中、9月から10月にかけてよくインディアンサマー
という単語を耳にしました。
季節外れの夏陽気という意味で使っていたと思います。
ウェブで検索してみると、アメリカの東海岸で使われていた
この言葉が今では広く英語圏で使われていると解説がありました。
季節が大きく変わっていく今の時期ですが、
昨日の朝は、とても寒く、ストーブが必要なくらい冷え込んでいましたが、
昼間になると半袖でちょうどいいくらいまで気温が上がりました。
このインディアンサマーは、本来秋に使われる単語ですが、
今年の日本、6月の暑さと水不足は異常でした。
お昼に皇居一周に出かける時、
冷房の効いたオフィスから2重の自動ドアを抜けて外に出たとたんに、
熱気に体が包まれます。
さらに、地面からの太陽の光と熱の反射で一瞬目がくらむほどです。
7月末から8月になると、あの暑さがどこかに行ってしまい、
今度は雨模様の日が続きました。
その記録的多雨の日々が途切れて夏日が戻ってきたときに、
皇居の二重橋前、東京駅が反対側に見えるあたりで、
テレビの取材を受けたのが8月の終わりころだったと思います。
9月に入ると、6月の昼間の熱風は、なくなり、吹く風にもほんの少し
涼が感じられるようになりました。
真夏の暑さが完全に去った今の時期、
インディアンサマーとはいうものの昼の皇居ランニングも
終末の剣道も夏に比べてとても楽になり、体の調子も良くなります。
夕暮れの時間も夏の時期に比べると驚くほど速くなりました。
季節が激しく変わり、そろそろ北の地方から初雪の知らせが届きます。
この時期、インディアンサマーの発祥の地、
アメリカ、ニューイングランド地方を訪れる機会も多くなります。
今年は10月、11月、20日ほど彼の地で過ごします。
雪に降られる前に、まだ日中の暑さが残っているうちに
学校訪問を終えられることを願っています。