教育の原点について
教育は人を幸せにするためにあると思います。
それを作り出すために人々は有史以来、苦労を重ねてきました。
人々は知恵を使って社会を形成し、その範囲を徐々に広げてきました。
結果的に今、世界が徐々に小さくなっています。
グローバルと呼ばれる社会で教育の果たす役割がより大きく、
重要になっていることは、間違えありません。
最近、電車の中刷り広告で、人工知能に対して受験者の意見を求める
国語の問題が掲載されていました。
出題元は、難関私立高校でした。
日本の教育もついに生徒たちの意見を聞くようになったようです。
○×式のテストにすっかり馴染んでいる日本では、
意見をどのようにして点数に変えるかをこれから模索すると思います。
正確な分析や文章の論理構成、そして表現力などの技能は
評価されるべき項目ですが、ものの見方や思考回路など、生徒の独自性に
焦点を当てることもとても重要に思います。
大量に生産し、大量に消費する時代はすでに過去のものになりました。
グローバル社会においては、日本はすでにその分野においては、
世界での競争についていくことがとても難しいようです。
それ故に、教育も大量生産、大量消費の時代からドラスティックに
変化すべきところではないかと思います。
アメリカのボーディングスクールはこの半世紀で
ミリタリー系の学校が激減しました。
これも時代の流れを如実に反映しているように思います。
その中で、テンスクールズも変化していきました。
男子校、女子校が合併したり、共学に変わったりしたのです。
ITの発達もすでにボーディングスクールに浸透していて、
Ipadを支給することが当たり前になってきました。
すでに、学校や先生とのコミュニケーションにおいても、
紙によるものはほぼなくなりました。
社会の変化がもたらした波がボーディングスクールにも影響した時、
彼らは、その変化を利用して、生徒がより自らの好奇心を発揮し、
個性を表現できるように、ITの最新設備を学校に導入しようと、
チャレンジしています。
それで生徒のやる気が刺激できれば、彼らは幸せでしょう。
そのハッピーの連鎖を広げていくことを、ボーディングスクールは
真剣に考えているように思います。
つづく