#3 St Kevins CollegeとCraighead Diocesan訪問
<前日のブログに続きます>
アメリカのボーディングスクール、アドミッションオフィス担当者が3-5年毎に学校を移動するのに比べると、ニュージーランドの学校の留学生担当者は、アメリカほど頻繁に学校を変わることがないように思います。St Kevins Collegeの留学生担当責任者はJune Campbellさんも10年以上にわたり、この学校に在籍し、留学生の入学から卒業までの面倒を見ています。
St Kevins Collegeの訪問が終わると、Juneさんからオマル-の市内見学とアフタヌーンティーのお誘いを受けました。アメリカのボーディングスクールではこのようなことは極めて稀といえますが、ニュージーランドの人たちはアメリカと比べると、人なつっこく、人情に篤いところがあり、そして何より、日本を環太平洋のなかでも特に顕著な成功を収めた国として尊敬しているところがあるように思います。
かなり多くの高校で第2外国語として、フランス語、スペイン語とならび日本語を教えていることからもそのことはかり知ることができます。
ドライブの眠気を覚ますためにエスプレッソコーヒーをいただき、サンドイッチを軽くいただき、Juneさんには丁重にお礼を述べて学校を後にしました。
St Kevins Collegeのあるオマル-から車で約1時間太平洋沿岸を北に上がった海沿いにある人口27000人強の町、Timaruの小高い丘の上にCraighead Diocesan Schoolがあります。下記、この学校の基本情報です。
Craighead Diocesan School
学校種類:女子校、統合学校(Integrated)
学年:7~13
総生徒数:336名
留学生の総数:14名
留学生としての寮生受け入れ:11歳以上
この学校の大きな特徴は、寮施設が学校建物の中心に位置していて、その設備はとても新しく整備されているところです。
留学生は7年生から寮生としての受け入れが可能です。
最上級生の部屋は個室でシャワー、トイレが隣室生と共用ですが、設備されています。最年少7年生は4人部屋と2人部屋があり、1年4学期中、各学期、あるいは2学期毎に部屋のローテーションが行われて、寮生間の交流を積極的に促しています。
学校は閑静な住宅街にあり、Timaruの街への外出も可能です。
留学して2か月目のYear10(日本では高校1年生)の生徒から学校生活について尋ねると、現地の生徒たちがいろいろと話しかけてくれて、寂しさや疎外感はないとのことでした。
日本人留学生も4名と少なく、学校規模の大きくはないため、これからニュージーランドへの留学を考える女子中学、高校生にはお勧めの学校です。