留学コンシェルジュ

#4 ボーディングスクールへの出願-共通願書

<前日のブログに続きます>
14日のテーマと同じ共通願書に戻ります。その理由は、ボーディングスクールの出願でペーパーによるTABSの共通願書がウェブからなくなったからです。これからボーディングスクールに出願する留学生は、オンラインによる共通願書を使わざるを得なくなります。
日本からの出願者にとって、共通願書のみの出願はペーパーベースの出願にくらべると融通が利かなくなります。入力は手書きがなくなります。ということは、キーボード操作に不慣れであれば、相当な時間を費やすことになります。また、入力方法とその操作もすべて指示は英語ですから、基本的に英語の理解が必要にもなります。
前日のブログで述べましたように、推薦状もオンラインによる提出になりますから、依頼する先生が英語を理解できまた書けなければ、それを理解できる先生あるいはスタッフ等からの支援が必要になります。
なぜ、TABSがペーパーベースの共通願書を廃止したかは、ウェブでの説明はないようですが、あるアドミッションスタッフはGone are the days of paper.という文語表現で紙の時代の終焉を告げています。Goneが文の先頭に来ているところに紙(出願)が過去のものになったことが強調されています。
ランク4のPeddie SchoolからIECA(アメリカのボーディングスクールを中心としたコンサルタント協会)メンバーに送られてきた10月のアジア訪問プランを見ると、上海、北京、シンセン、台北、香港、ハノイ、ソウルとあります。残念ですが、東京も大阪もないのです。
ランク4以上のESLのないボーディングスクールは、日本のマーケットが極めて小さいことを熟知しているように思います。したがって、あえて訪問しても生徒を獲得できないと彼らは判断しているように思います。
他の英語圏の国々と違い、アメリカのボーディングスクールは、大学と同様に出願に関しては、志願者と受け入れ側の便宜を図るために共通化が進んでいます。しかし、共通化による出願作成のための操作基準、語学力基準が高くなると、それを乗り越えるだけの基礎知識が志願者に求められます。
出来ることであれば、日本の学校も含めて共通化による対応を検討できないものかと切に思います。出願する生徒の英語力とIT力は、生徒自身の問題として乗り越えるべきですが、オンラインの推薦状作成に関しては、日本の学校でぜひ対応していほしいと思います。

関連記事

関連キーワード

留学コンシェルジュ

TOP

株式会社KITE小学生・中学生・高校生専門の海外留学サポート イーコンシェルジュ / 運営(株)KITE〒102-0082 東京都千代田区一番町6 相模屋本社ビル7FTEL 070-8381-6486