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ボーディングスクールへの出願-共通願書

ボーディングスクールの出願方法は3通りに大別されます。一つは各校のウェブに示されている出願方法、二つ目はTABSの共通願書、そしてSSATのオンラインによる共通願書です。
厳密にいえば、各校のウェブにある出願方法はオンラインによるものと、願書をプリントアウトしてそれに記入する方法がありますが、ボーディングスクールへの出願は4-5校行うのが一般的ですから、共通願書が当然のことながら重宝されます。
入学難易度の高いランク5のテンスクールズとランク4のボーディングスクールはSSATあるいはGatewayというオンラインによる出願になります。この方式で問題なのは、出願者の英語力と本人の人物評価を作成する英語、数学、担任等、先生の英語力です。
オンラインの入力はすべて英語です。普段、ウェブを使い慣れていないと、入力そのものにかなりの時間と労力がかかります。出願者への質問は5項目ほどありますが、その入力もオンラインで行います。日本の中学、高校では英作文は、専ら日本語を英語に変える作業であり、自らの意見を述べるための英作文はほぼありませんから、英語力のない出願者にとっては、オンライン上の質問事項を完成することが大きな障害となります。
志願者の人物評価の作成と送付もオンラインで行われます。一般的には、担当する先生のメールアドレスにオンライン側からメール添付で書類が送られます。それを記入して、指定されたウェブにアップロードすることになります。その作業もすべて英語で行われるため、人物評価をする英語、数学、担任の先生も英語に堪能であることと、一般的なパソコン操作ができることが求められます。
ランク3のボーディングスクールにはESLクラスあるいはサポートがあります。学校によっては、留学生志願者の英語力が初級であっても受け入れ可能ですから、そのような学校はオンラインによる出願のみではなく、TABSのウェブよりダウンロードされる願書による出願を受け付けてくれます。人物評価の推薦状もPDFであれば、日本語による解説も出来ますし、日本語で推薦状を作成し、それに英語訳をつけて提出することも可能です。
北米のボーディングスクールはおおよそ300校ほどが留学生の受け入れを行っていると考えられます。TABS(アメリカのボーディングスクール協会)に属している学校は、すべてオンラインによる出願が可能です。そしてESLのある学校はその多くがペーパーベースの共通願書も受け付けてくれます。
しかしながら、ペーパーベースの共通願書は、近い将来、オンラインにとって代わられる可能性があります。そうなると、出願する側に求められる英語運用力が今よりも数ランク上がることになります。

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