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日曜コラム 息子たち

お盆休みで長男が帰省しました。
養蜂を営む次男は、今の時期、烏山椒(カラスザンショウ)の採蜜で
忙しく、帰省がままなりませんでした。
名古屋で病院に勤務している長男は、盆と正月、年に2回しか
家に帰ってくることはないので、今週末3日間は、
彼との面と向かって話ができる貴重な機会です。
次男の養蜂については、あと2年後くらいに、より積極的にバックアップを
したいと思っていますが、サラリーマンであるところの長男については、
親がとりたててバックアップをする必要もありません。
家内は時々、電話で長男とは話していますが、
30歳になった彼に対して、家内の関心事はもっぱら婚活状況にあります。
家内だけでなく、私の妹、弟も熱心に彼のパートナー探しを
してくれますが、当の本人が今一つなのが、今の若者の実際なのでしょうか。
ある留学生のお母さんに長男の婚活のことを話すと、
ご自身の昔を振り返って、実の親よりも、叔父、叔母にあたる人が
熱心にお相手探しに奔走してくれたこと話されていました。
仕事柄、10代の若者とは多く接していますし、
彼らが高校から大学になる過程も垣間見る機会も多くあります。
それらの経験から、息子へのアドバイスができないものかとも
思ってみるのですが、彼がアドバイスを必要としているかどうかが、
根本的な疑問として残ってしまいます。
長男は、私の意思を汲んで、高校留学をしました。
次男は、留学よりも日本で自分の好きなことをする道を選びました。
ともに自立をして、自分の道を歩き始めてから、数年が経ちました。
これからの道を考えるのは、彼らの専権事項なのですが、
そのような観念的な思考を子どもとの会話の中で成り立たせることは、
とても難しいように思います。
親しい友人と会うと、孫の話が多くなりました。
「あと10年もすれば、そうなる」と私は思っているのかもしれません。
あるいは、孫自慢は親の恒として、友を立てて良い聞き手に
なっているのかもしれません。
いずれにしても、もし孫が出来たらという仮定はまだ具体的ではありません。
これからも息子たちとの対話は続きます。
すでに、自身の親との対話はできなくなってしまいました。
新たな世代に何を伝えるのかなどと、
肩の凝るような話はとにかく、いつまでもすなおに、お互いの今について
語れればいいと思います。

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