休日コラム 初めてのカナダへの旅
友人と連れ立ってカナダのバンクーバーを訪れる妹から、
注意事項指南を依頼されました。
友人のお嬢さんが現在、バンクーバーに留学中だそうで、
そのお嬢さんと会うことと、観光が目的だそうです。
妹はカナダ訪問は初めてで、海外旅行も十数年ぶりです。
3人の子どもを成人させ、自らは介護の仕事に携わり、
母の特別養護老人ホーム(特養)への入居から
仕事の合間をみて訪問するなど多忙な日々を送る妹ですが、
久々の海外旅行を9月1日に控え、あれやこれやとわからないこと、
不安なことが多く、この休みに母の特養で会うことになりました。
現地に行ってしまえば、友人の妹さんが世話をやいてくれるので、
成田からの渡航、機内、そして入国までの手続きに質問が集中しました。
夕方に日本を発つエアーカナダ4便は、9時間余りのフライトで朝、
バンクーバーに着きます。
100ml以下でジッパー付き透明容器に入れれば機内持ち込みできる
液体物の実際や、サプリメントなどの入国の際の取り扱いなど、
かなり細かく彼らの心配はありました。
機内持ち込みの液体といえば、女性の場合ほぼ化粧品ですから、
ルール通りに持参すれば、没収はまずありません。
サプリメントの錠剤も1週間程度であれば、封を切っていない
ものを持参すれば、問題にされることはほぼありません。
入国の際も、妹は友人とは別に入国審査をすると思っていましたが、
同一行動をとる場合は、We are togetherと言えば、
審査官もおおよそは一緒に入国審査をしてくれます。
現地での買い物、食事、そのほかの支払いはおおよそクレジットカードで
行うことができるので、現金の持参は100ドル~200ドルで十分であること。ポーターやシャトルバスドライバーへのチップのため、
1ドル札はすくなくとも10枚は用意した方がいいことなどを
アドバイスしました。
飛行機は、離陸後水平飛行に移ると、飲み物と夕食が出されるので、
できれば、渡航日は飛行機に乗るまでの食事を控えめにして、
機内でしっかり食べることが、その後のリラックスと睡眠に良い
影響を与えること。座席は通路側が移動に便利なこと、
エコノミークラスでは、CAのコールボタンを押しても、
無視されることもあるので、そのような時は、自ら彼らのところに行って、
要件をつたえることなど、私が経験した渡航時のポイントは
おおよそ1時間半のミーティングで彼らに伝えました。
「英会話は、単語だけでも通じるの」という難しい質問に、
私はYESと答えました。とにかく、何か言わなければ、
次はあり得ないからです。
単語だけで通じなければ、アクションを考える、笑顔を作る、
類似語を言ってみるなど、考え、行動することさえ厭わなければ、
つまらない旅などないと私は思います。
ツアーでない海外旅行は初めての二人の視点に、
私自身が気付き、学ぶものも多くありました。
妹と友人の二人旅、仲の良い二人の主婦ですが、
次の相談、アドバイスが早くやってくると良いと思います。