留学コンシェルジュ

教育投資としての留学

留学は子どもの未来に対する投資です。
何に投資をするかというと、
彼ら自らが納得する人生を選べるようにするための知恵と知識です。
それを探すための道はもちろん平坦ではありません。
むしろ、逆境のなかでの自らとの闘いです。
物言う投資家であっても、物言わぬ投資家であっても、
投資相手は、海外ですから、言うことよりも、思うことが大切です。
留学すると語学が堪能になり、
それが将来いろいろな場面で役に立つと言われます。
しかし、投資の対象は語学だけではありません。
語学がいくらできても、それを操る本人の意思や思考が誤っていれば、
投資価値は激減していまいます。
本人の意思や思考が人として間違っていないことをボーディングスクールは
極めて重要に考え、教育の柱としています。
そうでなければ、親が我が子に対して、教育的投資価値がないと彼らは
考えているからです。
日本での教育的投資は、主に記憶するための技術、ないしは記憶そのものを
学ぶことに費やされています。
それは、到底生涯教育とは言えず、試験が終われば保持しておく
必要もないものになってしまいます。
おおよそ必要な知識の量は決まっていますし、
その範囲なども調べられていて、それを学ぶ人たちにとっては、
人とのディスカッションや意見表明といったことは必要ありません。
あくまでもどれだけ知っているか、どれだけそれを正確に伝えられるかが
試されます。
英語圏のボーディングスクールへの留学には、たくさんの費用がかかります。
アメリカで7万ドル、ニュージーランドで3万5千ドル、カナダで6万ドル、
スイスで8万5千フラン程度が学校に支払う費用となります。
日本の教育費に比較すると、驚くほどに高額です。
この費用は何に対して使われるのでしょうか。
半分以上が人件費です。
アメリカ、スイスの一クラスの人数は10名~15名です。
カナダ、ニュージーランドでは20名ほどになります。
留学生のためのクラスの人数は通常、10人以下です。
日本の40人クラスと違って、生徒ひとりに対する先生への負担額は、
必然的に大きくなります。
あとの半分は、学校施設の充実のために使われています。
寮、学習棟、体育施設、ITテクノロジークラスでの備品などは、
いつも改築や新築が行われています。
ボーディングスクールでは、生徒からの授業料は惜しみなく、
生徒自身や学校施設のために使われています。
日本と比べると数倍の教育費のかかるボーディングスクールですが、
親の投資した金額がどのように使われるか、
納得している家族は、アジアでは日本が他の国に比べると極端なほど
低いのがとても気になります。

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