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日本の大学への進学例-ボーディングスクール留学

ニューハンプシャー州にあるボーディングスクールに10年生から
3年間留学して、東京都内にある私立大学の国際教養学部に合格した
学生と昼食を共にしました。
日本では、公立でありながら中高一貫校の野球部に所属し、
好きな科目は英語だったその生徒は、日本とアメリカの大学に出願しました。
日本の大学を選択した理由を彼は、
「在学中に海外の大学で学ぶこともできるから」と言います。
―では、就職は?
と尋ねると、「(国を問わず)英語が使えるような職業」とのことでした。
彼のTOEFLスコアは98点でした。
留学3年間でこの点数を達成したわけですが、
彼はボーディングスクール在学中にとにかくたくさん書かされたことを
印象深く語ってくれました。
生徒それぞれの学習的個人差もありますが、現行のTOEFL、
100点を獲得できることは、進学において大きな指標となると思います。
日本の大学については、国立難関大学および早稲田、慶応を
帰国特別枠で受験する場合、TOEFL100点以上の英語力は必須です。
アメリカにおいてもリトルアイビーと呼ばれている
小規模リベラルアーツ系大学や公立の総合大学に入学するためには、
TOEFL100点以上が望ましいところです。
この生徒が卒業したボーディングスクールですが、
ESLクラスを担当する先生は1名で、初年度のESLは2クラスです。
国語としてのEnglishの代わりにESLを取りますが
社会、理科、数学は初年度からレギュラークラスです。
彼は3年間のボーディングスクールでの生活を楽しいものとしましたが、
初年度の数か月間の学校生活が最も大変だったそうです。
その時の日本人生徒数は3名だったそうで、
いつでも一緒にいるようなことはなかったそうですが、
初めての異文化生活での戸惑いや不安を解消されるまでの期間は、
いざという時の頼りとして、日本からの留学生は
貴重な存在だったことでしょう。
昨日の女子生徒と比べると、両者とも同じ3年間という留学期間でしたが、
話題や表現は全く違います。
共通しているのは、英語を習得するプロセスでした。
日本での英語学習と違い、留学生は文法から英語を学びません。
彼らに限って言えることは、理屈でなく生活から英語は
自然と身に着くということです。
その期間が半年くらいというのも共通しています。
もちろん、TOEFL100点がその期間で達成されるわけではありませんが、
最初の1年で異文化生活に慣れた後、どのように留学生活を考え、
何を実行していくかで、結果が大きく分かれることになると思います。
昨日と同様に1時間あまりの昼食は、あっと言う間に終えました。
高校時代をボーディングスクールで過ごした学生から見た、
日本の大学、一年後の再会を楽しみにして待ちたいと思います。

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