#2 カナダのボーディングスクールについて
<昨日のブログに続きます>
カナダのボーディングスクールをより詳しく見ていきたいと思います。カナダ各州のTABS加盟のボーディングスクール数を下記に示します。
ブリティッシュコロンビア 6
アルバータ 0
サスカチュワン 0
マニトバ 2
オンタリオ 11
ケベック 2
ニューブランズウィック 1
ノバスコシア 0
この数字はTABS加盟のボーディングスクールですから、加盟していないボーディングスクールを加算すれば1割程度は増えると思います。いずれにしてもカナダの主要なボーディングスクールの数はアメリカと比較すると多くはありません。
年間授業料はCanadaドルで6万ドル程度ですから、アメリカのボーディングスクールと現地通貨額という点ではほぼ同じですが、為替のレートがアメリカドルとカナダドルでは、20円~30円ほど違うため、アメリカのボーディングスクールのほうがカナダの学校よりも日本円額では2-3割高くなります。
昨日のブログでも述べましたが、カナダのボーディングスクールはアメリカのそれと比べて入学難易度が高くはありません。具体的には、アメリカのランク5、ランク4に相当する学校がなく、ランク3レベルのESLクラスがあるかあるいはESLサポートのある学校となります。
注意すべきは、ESLがアメリカのレベル3の学校のようには、インフラ整備されていないことが多いので、初年度のクラスからネイティブスピーカーと一緒に留学生も行われることが多く、それ故に英語力のない生徒の受け入れに関しては、1学年を下げることが必須条件になる場合があります。
受け入れに際しては、ボーディングスクールはすべて契約書が交わされますので、そこに記載されている学年を再確認して、入学手続きをしてから、学年が違うというトラブルは、絶対に避けなければいけません。
アメリカのボーディングスクールでは当たり前になっているオンラインによる健康関連の情報登録、マグナスヘルスは、カナダのボーディングスクールではまだ普及していないようですが、あと数年もすればオンタリオ州にあるボーディングスクールなどは導入されることになるでしょう
オンラインによる入学登録やFlywireなどの支払いシステムもマグナスヘルスと同じようにおそらく5年以内に導入されることになると思います。
つづく