日曜コラム クライストチャーチでのとても悲しい事件
一か月ほど前訪問したニュージーランドクライストチャーチで想像絶するような
悲しいお銃乱射事件が起きてしまいました。
安全、自然が豊か、優しくて思いやりがある、日本に対する尊敬の念など、
英語圏のなかでもとても親しみの持てる国が私のニュージーランドですが、
その国でこのようなテロ事件が起きてしまったことに呆然とします。
「グローバル」という時代の流れは、経済的分野だけでなく
犯罪においても残念ながら、当てはまってしまうようです。
ニュージーランドの安全性は、空港でのセキュリティーに
その一端をみることが出来ました。
国内線は、搭乗ゲートのところまで、誰でも入ることが出来ます。
これは、アメリカでは考えられないことです。
おそらく、これから警戒という名のもとにニュージーランドの「安全性」は
その形を変えてゆくことになるでしょう。
このような事件があると、今までの中学、高校生の研修旅行や
1学年間留学ということにも変化が起きるかも知れません。
結局、事件のしわ寄せは「教育」という分野にも波及するかも知れません。
クライストチャーチは、東日本大震災の1か月ほど前に地震で
街の中心部に大きな被害をもたらされました。
それから立ち直りつつあるなかでの今回の事件は、
この都市にとって、また大きな試練を課されたことにもなるでしょう。
その試練を乗り越えてほしいと思います。
学校という多くの若者を収容する機関もそのセキュリティーという面で
何らかの対策が取られ、留学生生活も変わるかも知れませんが、
その試練を乗り越えるため、私にもコンサルタントとして
何かできることがあれば、協力したいと思います。