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日曜コラム メイン州での休日

先週末に渡航してから、1週間、アメリカのニューイングランド地方と
南カリフォルニアのボーディングスクールを訪問しました。
今、ロサンゼルスから再度、東海岸に戻り、
メイン州、バーリントンで2組目のご家族の学校訪問のため、
スタンドバイしています。
異国での一人の食事、慣れたとはいえ、家族旅行のように
楽しいものではありません。
宿泊したホテルにレストランがない時は、
フロントでお勧めレストランを聞いて出かけます。
とても愛想のいいフロントのベルボーイに道順を聞くと、
「そこまでは2ブロック、チャーチストリートには、たくさんのナイスなレストランがありますよ」とのことでした。
彼らの笑顔と調子の良さには、いつも感心します。
少なくとも、不安のある訪問者の気持ちを和らげてくれます。
バーリントンのダウンタウン、シティーホール(市役所)のとなり、
マーケットプレースという繁華街にあるルーニーズは、
外は零度ちかい寒さでしたが、昼時で列をなす活況ぶり。
順番待ちで、無予約の単身訪問者にいい席は回ってきません。
入口近くのバーラウンジカウンター席しか空いていなく、そこに案内されました。本来なら、食事待ちの人たちが飲むだけの場所です。
-テーブルが空いたら、移りたいのだけど?
今、満員なので、それは難しいよ」
-できたら、よろしく
やれやれ、時間はあるからゆっくりしようと肚を決め、
アメリカならではのIPA地ビールを飲んでいるうちに、
活気のある店の喧騒のなか、面白い光景が目に入ってきます。
隣に座っていたお年を召したご婦人がカプチーノを飲んで席を立ってから、
3人ほど人が回転しました。
カウンターでストールに座って、何人もの人が食事をしています。
みなとにかく良く笑います。
おそらく、笑いに包まれた喧騒は良い店の世界共通の現象でしょう。
IPAを飲み終わるころには、入口が空くたびに足にかかる冷気もさして
気にならなくなりました。
自分にとっては、文化的アウェイの地であるので、
「日本を基準に考えてはいけない」と達観すれば、新たな発見もあります。
さすがに、ホテルがお勧めするレストランだけあって、
ミディアムに焼いた3センチもあろうかというバーガーは美味しく、
フレンチフライの揚げ方も外がクリスピー、内が柔らかと工夫がされています。
笑顔、喧騒、そしてたくさんの会話、第一回の学校訪問の締めくくりに、
アルゼンチン産のワイン、マーベックのオーダーは正解だったと思います。
来週から始まる2ラウンド目の学校訪問のため、
元気をもらえる昼食となりました。

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