アメリカメイン州学校訪問 Gould Academy、Fryeburg Academy
両校の基本情報をTABSより引用します。
Gould Academy
総生徒数:235人(寮生175人、通学生60人)
学年:9年生~12年生
留学生(寮生)受け入れ学年:9年生~12年生
創立年:1836年
全校生徒に占める留学生の割合:20%(Boarding School Reviewより引用)
現在の日本人生徒数:4名
Fryeburg Academy
総生徒数:578人(寮生145人、通学生433人)
学年:9年生~12年生
留学生(寮生)受け入れ学年:9年生~12年生
創立年:1792年
全校生徒に占める留学生の割合:16%(Boarding School Reviewより引用)
現在の日本人生徒数:0名
メイン州はバケーションステートとも呼ばれています。夏は避暑地として、そして冬にはウィンタースポーツを楽しみに多くの人が訪れます。人口密度の低いメイン州、ニューハンプシャー州、バーモント州にあるボーディングスクールは、マサチューセッツ州、コネチカット州に比べるとその数は多くはありませんが、留学生の受け入れは積極的といえます。
Gould Academyはすでに訪問したHebron Academyと同じような規模の学校で、入学難易度の基準となる英語力はSLEPで45点以上くらいになります。このスコアをTOEFLに換算すると30点~35点ほどになります。ESLクラスがあるので、入学時の英語力はそれほど必要ないという点においては、Hebron Academyと全く変わりません。
この学校には、Idea Centerと呼ばれる教室があります。生徒たちが自ら発想したことを具体的な形にするためのスペースです。そこには、3Dプリンター、レーザーカッター、ロボティックス関連のパーツ、そしてもちろんコンピュータが置かれていて、ITを駆使した創作ができるように工夫されています。
生徒が自らの発想と行動力をもって、何かを創り出すことで、総合的に学習効率を高めるというこの学校の方針を、具体化するこの教室は、生徒に人気のスペースとなっているようです。
そこには大きなスライド式ホワイトボードが何枚かあります。発想を文字にして、それを写真にとり、先生に送って意見を聞くということも頻繁に行われるそうです。
学習棟は、古い歴史のある建物がしっかりと改修されています。メイン州の小さな町、Bethelにあるこの学校は、入学難易度もそれほど高くはないので、学習意欲のある日本からの留学生を歓迎すると、アドミッションオフィス、Haze Zhouさんは言っています。
現在4名の日本人留学生が在籍しますが、来年度は3-4名、あらたに日本から留学する生徒が決まっているそうです。
つづく