アメリカ、メイン州 Hebron Academy訪問
「ネットで見るボーディングスクールと実際は違う」と学校訪問を実行した生徒や保護者の皆さんは一応に述べます。
今回の学校訪問は、当該校すべてが春休みで生徒たちはキャンパスにいません。しかしながら、この時期でないと学校訪問が出来ないという生徒やご家族もいます。たとえば、既存の学校との休みの兼ね合いや、親の仕事の都合などで、連休まで待てない、学校訪問をせずにスカイプインタビューすることは避けたいなど、結果的にこの時期の学校訪問を選択するご家族もあります。
ランク4,5のボーディングスクールは、今の時期は9月からの生徒募集が終了しているので訪問を受け付けない所が多いのですが、ランク3のボーディングスクール群では、追加募集を行っているので、その多くが訪問を受け付けてくれます。
アメリカメイン州、HebronにあるHebron Academyを訪問しました。既存の日本人留学生は、日本に帰国していて会えませんが、アドミッションオフィスには、複数のアメリカ人家族が訪れていました。
TABSより引用したHebron Academyの基本情報を挙げます。
総生徒数:258人(寮生人181、通学生77人)
学年:6年生~12年生
留学生(寮生)受け入れ学年:9年生~12年生
創立年:1804年
全校生徒に占める留学生の割合:28%
現在の日本人生徒数:5名
この学校を訪問したのは、昨年5月でしたが、その時よりも生徒数が驚くことに33名も増加しています。特に寮生が28名も増えているのは、アドミッションスタッフの努力によるところが大きいように思います。
今日、学校訪問ツアーをガイドしてくれたのは、アドミッションスタッフ、マイケル・ホフマンさんでした。中国、韓国に複数年滞在するなど、アジアに詳しい彼は、留学生アドミッションの担当責任者です。
アドミッションオフィスからスタートした施設見学は、男子寮・カフェテリア→
文科系学習棟→チャペル→図書館→理科系学習棟→音楽・芸術棟→体育館・体育施設等→アイススケートリンク→女子寮とほぼ一時間をかけて行われました。
生徒がいない分、ツアーは整然と行われ、静寂の中にも生徒の活動の痕跡が感じられるところも多くあります。また今回の学校訪問は、すべての学校が春休みですから、生徒の様子はウェブで確認するなどすれば、やはり現場を見る価値は十分にあると思います。
この学校の出願書類は、ほぼ標準的なものですが、学校訪問の際には、Writing sampleといって、インタビューの他に、4つの質問に筆記で答えるという作業が課せられています。
それを含めると、2時間を超える学校滞在になることが、一般的なボーディングスクール訪問と異なるところと言えます。