日曜コラム 夢
「あっ夢か・・・」と目覚めてほっとする時はありませんか。
年に数回はそのようなことがあります。
つい数年前まで、大学時代の生物とフランス語の夢をよく見ました。
何もやっていないでテストに臨んでいるので、
解答を書くにもかけず、かといって白紙で出すわけでもなく、
結局、どうしようというところで、夢のおわり、すなわち目覚めを迎えます。
そんな時は、学生でなくてよかったと思います。
留学時代の夢はそれほど見ることがないことからすると、
おそらく、学生時代の不勉強の戒めを受けたのでしょう。
自らの仕事の夢はそれほど見ませんが、最近、衝動的な夢を見ました。
親の命を受けて、留学先まで送り届けたその生徒が、
なんと、私よりも先に日本に帰ってしまうという夢です。
この夢には、伏線がありました。
現地に送っていった生徒の入寮を手伝い、2時間ほどで片づけもおわり、
幸いにも生徒寮長が日本人だったので、何かあれば先輩生徒のバックアップも
あると安心して、ホテルに戻り、お母さんに報告のメールを書きました。
翌朝、メールを確認すると、本人は極端なホームシックのようで、
帰国したい旨をお母さんにラインで伝えたというのです。
翌日、予定よりも早めに学校に行き、オリエンテーションの合間を縫って、
本人と会ったのですが、思ったよりも本人は落ち着いていました。
昼食も普通に食べましたし、「帰りたい」と泣き叫ぶわけではありません。
学校に特別許可を申し出て、本人と生徒寮長さんと三人で小さな
電気釜を買い、レストランで食事をしました。
次の日、再度学校に行き、本人に「日本に帰りたい?」と聞くと、
答えは「うん」でした。
これが、おそらくその晩の夢に直結したと思います。
良きにしろ、悪しきにしろ、今まで見た夢のなかで正夢はありません。
皆さんはいかがですか。
幸いなことに、その生徒は若さと順応力、そして学校のサポート協力もあり、
徐々に現地の生活に慣れつつあります。日々、私は安堵しています。
正確には思い出せないのですが、おそらくわが子の留学時代、
息子の夢を何度か見たような気がします。
何度か、愚息のことはブログに書きましたが、
勉強嫌いをどうにかするために、国際電話でTOEFLの勉強を自ら教えるなど、
親ばかの典型のようなことをしたので、夢を見るのも当然です。
できるのであれば、寝覚めの良い夢を見たいと思います。
3月、4月と渡航がありますが、その時見る夢は、
元気のでる夢を見たいと思います。
そのためには、どうしたらいいか。
仕事に精励します。