日曜コラム 新学期の始まり
正月の第一週が終わります。
月曜日から日本では学校が始まり、朝の通勤時間帯の混雑が日常に戻ります。
日本では、冬休みは正月が中心でその前後1週間程度ですが、
英語圏の冬休みはクリスマスを中心に2週間程度ですから、
正月三が日で北半球に留学している生徒たちの八割くらいが学校に戻ります。
お正月気分が抜けないまま、混雑激しい空港から旅立つ留学生たちは、
初年な度は少しばかり辛いでしょうが、2年目以降は、
新たなお正月ルーティーンに慣れるように思います。
すなわち、楽しいことは年内にいろいろと計画するということです。
南半球に留学している生徒たちは、正月休みは二か月に及びます。
そして、1月末から彼らの新学年が始まります。
学校に戻るとそこは夏、日本との季節の違いに驚くのは、
初年度の数日間だけで、若い彼らは新たな環境にすんなりと
適応して行くように思います。
北半球に留学している生徒たちのほとんどが日本でいえば、
北海道のような気候の地域に戻っていきます。
この時期の最低気温は摂氏-20°も珍しくありません。
朝、シャワーの後、寮からダイニングホールに行くまでに「髪の毛が凍る」、
「濡れたタオルが瞬時にバリバリの板のようになる」など
その寒さは日本では経験のない生徒が多いのですが、
それでも「帰る」などと意気地のないこと言わないところが、
年齢性別に関係のない、人間のとしての順応力の高さと生きていく力の証です。
北海道のように降雪が当たり前のアメリカ東海岸への学校訪問は
この時期、なるべく避けるようにしました。
しかし、後期からの入学を希望する生徒の学校への同行や
ニュージーランドへの学校訪問はこの時期でも問題ありません。
2017年、成人の日には、厳寒の地カナダにいます。
今年最初の同行のミッションは、後期より入学する生徒の
入寮と学校生活準備のお手伝いです。
先着したお母さんからのメールによるとトロントから現地に向かう
途中での外気温は-13°だそうです。
外さえ出なければ、室内はTシャツでオーケーなのが、
北米の東海岸地方の習わしですが、今回は安全を考えて、
レンタカードライブを避けるとともに、
学校施設見学で長時間(といっても20分くらいですが)
外に出ることもありません。
今年もまた、留学生たちの忙しい学校生活がいよいよ始まります。