学習効率を最大限に上げる-ボーディングスクール留学
<前日のブログに続きます>
9月の新学期に渡航した生徒たち全員、日本に戻りました。今の時期、帰国した留学生の成績を見たり、英語力を確認したりしていると、おおよそがプラス の結果であることに安堵します。そして、彼らと話すことは、これからどうするのかということです。彼らがどこに向かっていて、次のステップでやるべきこと、それをガイドすることは、コンサルに求められる基本的な役割です。
「学習効率を最大に上げる」というと、どれだけ一定の期間で知識を詰め込むことができるかに終始しそうですが、暗記を熱く語ってもおそらくは、その話を聞く主人公には伝わっていないでしょう。暗記の仕方が分からないと悩む生徒には、具体的にどうしたらいいかを教えることができますが、一方通行の押し付けは、お互いの心の虚しさを助長するだけではないかと思います。
ボーディングスクールに留学した生徒の学習効率を最大に上げるためには、彼らの良いところを探さなければなりません。その根拠となるのが、先生からのコメントです。先生の意識と自分のそれを同調させれば、ほめるポイントは複数見つかります。必ず見つかります。そして、そこに至るまでの生徒の努力や苦労を想像するとき、彼らと意識を同調することができます。結果として、学習効率を最大に上げるための話ができるようになります。
生徒たちの話はとても面白く、勉強になります。どのような生徒が何をしたために退学となったか、自分が好きな先生とそうでない先生、異文化の異常性など、実に多岐にわたる話題を提供してくれます。この観察力、この感受性、そして人を見る力があれば、ボーディングスクールの生活が単調でつまらないということはありません。それ故に、学習効率をあげれば、更に次の段階に登れるということを、伝えれば、おおよその生徒がやる気スイッチをONにするための自分を見つめるようになると私は思います。
その時期が熟すまで、一人ひとりの時間はまちまちです。生徒たちを一定の規格にはめて考えれば、彼らは遠ざかっていきます。去年はA、B、Cの評価出会った生徒が、今年はAとA-が
すべてとなりました。それを見たお母さんは小学校1年生以来の快挙と言いました。その間、なんと8年です。
ストレートAというが完成するまで8年かかったとしても、結果がでたのですからOKです。そして、次に9年生までの1年間、TOEFLをどれだけ上げるかという話ができる素地が整いました。