#2 やる気スイッチをONにするために-ボーディングスクール留学
<前日のブログに続きます>
留学生のやる気のスイッチをONにするために、ジュニアボーディングスクールに留学した生徒の高校としてボーディングスクール入学への必須要項のうち、昨日は下記、①、⑤、②について述べました。
残りの項目のうち、⑥についてはジュニアボーディングスクールでの日常でインタビュー形式の授業が行われているために、それほど克己的な努力が必要なわけではありません。問題となるのは③TOEFLと④SSATです。
① 成績が良好であること(0から4評価で3.5以上がほしい)
② エッセイ(作文)で自分の考えが明確に述べられること
③ TOEFLスコア(80点以上、テンスクールズは100点以上)
④ SSATスコア(60点以上、テンスクールズは85パーセンタイル以上が望ましい)
⑤ スポーツ、芸術、音楽、課外活動での実績のあること
⑥ インタビュー(面接)
一般的にジュニアボーディングスクールへの留学は7年生から始まり、9年生で完結します。この3年間でボーディングスクールランク4以上の学校への入学はTOEFL80点以上が基本的な英語力となります。
7年生として留学がスタートした時のTOEFLは日本のみで教育を受けた生徒場合、通常は50点に満ちません。従って、出願がスタートする9年生の9月までに、7年生8年生の2年間で30点以上、英語力を伸ばさなければなりません。この英語力をあげるという基本的な認識が本人に明確でないと、「学校での勉強で手一杯」ということになります。そして、7年生を終わるころには、生活に困らないほどの英語でのコミュニケーション力を身に着けるために、英語力がついたと錯覚する生徒が多いのではないかと思います。
英語でのコミュニケーション力を1年という短期間で達成できることは、中学生留学の大きなメリットですが、そこに安住はできません。英語の読み、書き力はコミュニケーション力とは全く違い、授業と寮生活に慣れることのみでは達成できません。正確に読んで理解するためには、膨大な読書量をもって、量に頼んで文字英語の理解力を増し、その知識で書く力を増していくか、あるいは、徹底したTOEFL演習により、合理的に読解力と書く力を増していくしかありません。
時間に大きな制限があるジュニアボーディングスクールへの留学生の場合、TOEFL準備のための学習のほうが合理的と言えます。
最初はTOEFL問題に歯が立たないような状況でも、諦めることなく、長期休み期間を合理的に利用することで必ず先が見えてきます。そこまでの集中力、習慣性を維持する意識が最重要です。
つづく