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New Hampton School - 日本人学校ツアーガイド

ボーディングスクール訪問でコンサルタントが最も嬉しいことは、自分がお世話した生徒が施設案内のガイド役を務めることです。アメリカ、ニューハンプシャー州のニューハンプトンにあるNew Hampton Schoolを訪問しました。ツアーガイドは1年前に私がお世話した生徒がやってくれます。この学校で彼女の施設案内は2回目になります。
もちろん、この学校を訪問する留学希望者は、私が案内する生徒と家族だけではありませんから、おそらく彼女の施設案内は、在学以来5回を超えるでしょう。
「訪問者のガイド役を頻繁にして、本業の学習にひびかないのだろうか」というようにボーイングスクールでは発想をしません。彼女は来年、リーダーシップの一環としてより積極的に学校内でのボランティア的活動に参加しようとしています。
その活動はもちろん、TOEFLやSATの点数を上げるものではありません。しかし、長い目でみれば、彼女の大学生活やその後の社会生活においてとても貴重で意味のある経験となることでしょう。アメリカの大学入試においては、このような志願者の自主的な活動が注目され、評価もされます。make a differenceやyou are specialというボーイングスクールで頻繁に聞かれる生徒指導と教育のポリシーに「人のために行う」ということが合致するからです。
彼女は自然に今のようにボーイングスクールでの生活に慣れたわけではありません。出願時に生活でのコミュニケーションには困らない程度の英語力はありましたが、読み書きは、とてもボーイングスクールレベルではありませんでした。それでも、寮生活が始まってしまえば、どうにかしなければいけません。将にゼロからの出発でした。
彼女のボーディングスクールでの生活は、良い友達に恵まれたようです。彼女のアメリカ人の友達たちは、まるで先生のように彼女に英語を教えてくれたようです。答えを自分で考えさせる、考えたことを文章にさせるけれども、あくまでも答えは言わない。もちろん、1クラス15人が最高でクラスによっては3人などもあるそうで、手抜きや居眠りはできません。そして、先生も周囲の生徒も英語にハンディを持つ彼女に協力してくれます。それを1年間続けて、彼女のボーディングスクールでの「今」があります。
彼女の出願ファイルを担当したアドミッションスタッフのメーガンさんに、合格の理由を尋ねたところ、「私には彼女が1年もたたないうちに、留学生志願者のためのツアーガイドをやっている姿が目に浮かぶのです」と言いました。メーガンさんが言ったとおりになったのは、偶然ではなく、学校と彼女の相性の良さを言っていると思います。
次回のNew Hampton School訪問がとても楽しみです。

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