#4 ボーディングスクールインタビューの要点 核心部分
<昨日のブログに続きます>
ボーディングスクールのアドミッションスタッフが期待する核心部分の質問に対する答えは、志願者のメッセージ性によるわけですが、そのメッセージは熱ければ熱いほどいいと思います。
「なぜボーディングスクールで学びたいか」という質問の裏には、親元を離れ、自国の教育、人間関係からも決別してまでどうして異国で学びたいのかというアドミッションスタッフの素直な疑問があると思います。
「英語を話せるようになりたから」という答えのもう一つその奥にある志願者の意識には、話せたら?ができるようになる。あるいは、話せれば自分はこうなれる、あるいは、そうなりたいという気持ちが必ずあるはずです。それを、伝えることが出来れば、アドミッションスタッフは納得します。面接するスタッフの多くが、ボーディングスクール出身者ないしは、ボーディングスクール経験者であることを思い出してください。自らの体験が志願者のこころざしと共鳴することがアドミッションスタッフの喜びであり、その仕事に対するやりがいでもあります。
英語を話せるようになりたい、異文化をもっと知りたい、世界で友達を作りたいなどの目標の背景には、日本を飛び出すという少し無謀なエネルギーの発散場所を求める意識の熱のようなものがあるのではないでしょうか。もし、志願者本人にそのような熱が感じられないのであれば、その熱は必ず親が持っていることになります。
その熱は、ともすると気まぐれで、安定性がなく、一過性のものかもしれませんが、それを大切にする精神が成長することで、志願者自身の人生は面白い選択拡大するのだと思います。
短期で海外を経験した生徒が、長期留学に移行するケースが多いのも異文化の持つ魅力に執りつかれ、好奇心というエネルギーを自ら起こし、昇華させて、プラス思考で親に無謀的わがままを聞いてもらうという作業が粘り強くできたからに他なりません。
留学で物理的に達成できるアカデミック的成果の裏にある、自分の心の奥底の欲求や希求を冷静に考え、分析してみてください。それがあなたのインタビューの核心です。小さな時からのまだ見ない世界へのあこがれ、あるきっかけで英語圏の文化や人たちに興味を持った、音楽、ダンス、スポーツ、絵画、デザイン、写真、陶芸などなど、自分の特性や個性がボーディングスクールで認められ、伸びる可能性へのChallengeが魅力的に思えることが、素晴らしいとボーディングスクールのスタッフは考えられる人たちです。
つづく