#3 ボーディングスクールインタビューの要点 3要素
ボーディングスクールのインタビュー(面接)は、3つのパートで構成されています。導入、核心、応用です。
導入は、ほとんどの場合、Tell me about・・・で始まる質問がその要素となります。
What is your name?
How old are you?
When do you like to come to the school?
Which grade are you going to be then?
OK, then tell me about your school?
How many students are there in your class?
Which classes do you like best?
Which class do you think you need to improve?
Tell me about your family?
Do you have any brothers or sisters?
導入ですから、あなたの身辺のことが主題です。あなたの家族、学校、友達、趣味、興味、スポーツ、芸術、特技などについてアドミッションスタッフはあなたに尋ねます。
日本の面接であれば、面接官はあらかじめ志願者の基本情報に目を通して臨みますが、ボーディングスクールの場合、ほとんどのケースがWhat is your name?で始まります。もちろん、事前に本人の情報は送ってあり、彼らのスケジュール表にも名前くらいは書いてあるのですが、アドミッションスタッフから、初対面の志願者に向かって、先に名前を言うことはありません。
日本的に言えば、彼らは段取りが悪いわけですが、彼らはそのようなことには、気にしません。
導入部分の質問は難しくはありません。学校は楽しいか。何が楽しいのか。好きな科目や伸ばしたい科目は何か。それはなぜか。ウィークエンドに何をするか、自由時間に何をするか、友達や兄弟と何をするかなど、アドミッションスタッフは志願者と親しくなるために、基本的なことを知っておきたいのです。そうでないと、志願者の性格や個性、特性などが見えてこないでしょう。
日本の面接に比べると、時間が長くかかり、話が脱線もしやすく、核心をつくまでに時間もかかります。それでも、アメリカのボーディングスクールでは、入学難易度にかかわらず、いずれの学校でも同じパターンでインタビューが進行していきます。
核心は、志望の動機に他なりません。ボーディングスクールでなぜ学びたいのか、そして、入学したら何をしたいのかです。
2日前、17日のブログのJohnさんの質問を思い出してくだい。そこで使われていた言葉は、Challengingです。Challengeは挑戦ですが、Challengingとなると、あえて挑むというような意味になると思います。親もとを離れて、異文化のなかで同年代の人と暮らすことがChallengingでないわけがありません。それでも、入学したいわけはどこにあるのかということから、インタビューは盛り上がっていきます。
つづく