アメリカボーディングスクール秋のイベント
北半球、英語圏の学校は9月が新学期の始まりです。そろそろ新たな学年が始まって一か月が経とうとしています。今年から留学した中学生、高校生にとっては、今が一番大変な時期かもしれません。この時期、ボーディングスクールはペアレンツウィークエンド(ファミリーウィークエンド)を開いて、金曜日と土曜日の学校生活を親に公開します。
通常は、金曜日のメーンイベントが授業参観、土曜日が先生との個別面談ということになります。学校によっては、金曜日に授業参観と先生との個別面談を行い、土曜日は秋の競技スポーツの観戦のみとなります。いずれにしても、土日を親子で過ごし、月曜日の夕方、食事の時間までに寄宿生は学校に戻るというスケジュールです。
このイベントへの登録は、通常、ウェブ上の生徒のアカウントにログインして、そこからオンラインで行うというのが一般的です。ここ10年ほどの間に、紙による手続きはほぼ一掃されました。
親を迎え入れる学校側にしてみれば、登録締め切り日までに参加者情報が正確かつ短時間で把握できます。それにより、イベント参加のご家族により的確に対応できるようになります。もちろん、期間中の昼食、夕食は学校が準備しますが、その量も間違えなく把握できて、無駄がなくなりました。
各先生との面談は10分から15分くらいですから、細かなことまでは話し合うことは短すぎます。しかし、授業を見ることができ、先生とも話すことで、親はとても安心できます。わが子のスポーツ試合観戦もできるとなれば、親にとって、わが子の中学、高校時代留学のとても良い思い出になることでしょう。
このペアレンツウィークエンドというイベントは、新入生と卒業を来年に控えた12年生では、その使い方が大きく異なります。
12年生の場合、この時期は大学への学校訪問の季節ですから、この時期に親子で学校訪問の行う生徒とその家族も少なくありません。ジュニアボーディングスクールに通っている9年生、8年生の留学生にとっても、高校ボーディングスクールを訪問する良い機会になります。いずれの場合も、カレッジカウンセラーとミーティングをして、志望校の入学難易度やその環境や雰囲気、過去の合格実績などを確認する良い機会になります。
留学初年度と卒業年度の留学生のご家族には、このイベントへの参加を私はお勧めしています。