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日曜コラム スポーツの国際大会

テニスの国別対抗戦デビスカップが
大阪の靭(うつぼ)テニスセンターで開かれています。
錦織選手を擁する日本は初日のシングルスで2勝を挙げ、
昨日のダブルスで錦織圭/杉田祐一ペアが
ウクライナのダニロ・カレニチェンコ/セルジー・スタホフスキーペアに
6-3,6-0,6-3で快勝してワールドグループ残留を決めました。
この勢いで日本チーム、95年ぶりの入賞が果たせるといいですね。
最近、スイスの小学校に息子さんを留学させたお母さんとの
会話で、国際試合が話題になりました。というのは、
息子さんが幼少時から空手をやっていて、
スイス留学をしてからも、現地の道場で継続しているからです。
その流派の国際試合がイギリス、スコットランドのグラスゴーで開かれ
ジュニア部門で日本からの数少ない参加者の一人となったということでした。
息子さんの試合をバックアップするために、ロンドンで彼と待ち合わせ、
試合に臨んだそうです。
お母さんによるとグラスゴーの会場には、いろいろな国から選手が集まり、
観客もほとんど欧米人という国際試合特有の雰囲気だったそうです。
日本から参加したジュニア選手は、その環境に
圧倒されたようで、緊張のあまり良い結果を残せなかったようです。
一方で、英語で生活している息子さんは、「国際」が日常ですから、
ごく普通に試合に臨み、入賞したとのことでした。
元女子プロテニスプレーヤーの杉山愛さん、あるいは伊達公子さん
のいずれかだと思いますが、テレビ番組に出演して、ツアー転戦について、
その段取りを自分で行うことがとても大変と言っていました。
試合へのエントリー、飛行機の予約、滞在場所、地上交通の確保、
現地に行けば、試合スケジュールの確認、練習場所や時間、
そして相手までを探さなければいけません。
まさにそれは国際の旅「ツアー」です。
テニスのようにツアーが確立されたスポーツで、
世界ランキング50位以内くらいであれば、コーチやマネージャーを
雇うこともできるでしょうが、これからプロを目指すような若き人は、
国際という「場慣れ」が自分の実力をいかんなく発揮するうえでは、
基本となるといっていいと思います。
テニスのメジャートーナメントでの勝利者インタビューで
どんな国の選手であっても、通訳を介して話す人はいません。
おそらく、ツアー転戦には、英語が必須で、好むと好まざるとにかかわらず、
話せなければ、ツアーそのものが成り立たないのでしょう。
2020年、東京にまたオリンピックがやってきます。
56年ぶりのことですが、これを機に、スポーツの世界のみならず、
国際とは何かということに、日本の人たちが自らの
見解を持てるようになってほしいと思います。

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