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ボーディングスクールから大学へ-大学訪問手順

ボーディングスクール出願に際しては、面接(インタビュー)が必須なのに対して、大学出願に関しては、面接を必須としている学校は稀と言えます。しかしながら、ボーディングスクールに比べて、圧倒的に数の多い大学を実際に訪問してみると、学校訪問者の多いことに驚かされます。
この現実を踏まえると、アメリカでは大学進学に際してもボーディングスクール同様、学校を実際に見て決める人が多いということになると思います。ネットや個々の情報ネットワークを通じて出願校の評判はおおよそ理解できるでしょうが、偏差値を偏重する教育文化のないアメリカにおいては、中等教育機関であるボーディングスクールを決める時と同様に、大学も自分の目で見て最終判断を下すというのが受験生の当たり前となっていると思います。
出願に際して訪問する学生が多いアメリカでは、訪問者への配慮も行き届いていると言えます。訪問予約を合理的にするために、ネットでの入力がいずれの大学でも可能です。規模の大小、入学難易度の高低に関わらず、オンラインから訪問予約の取れない大学はほぼ皆無といえるでしょう。
ボーディングスクールが個別の訪問予約が徹底しているのに対して、大学の訪問での施設見学はグループで行います。訪問者グループは多い大学で15名~20名、少ない大学ですと2~3人くらいです。個別面接は、基本的にはオプションでその代わりに学校に関する情報は、州立大や私立総合大学など、規模の大きな大学では、講堂などでその時間帯の訪問者全員を集めて行います。小規模のリベラルアーツ系の大学は、学校説明会(インフォメーションセッション)は10~20人程度で行われるので数人の在校生との質疑応答もあり、彼らが得意とするハンズオン教育(個別に行き届いた教育)をしっかり自己主張し、その説明も徹底しているように思います。
日本では、大学選定のための学校訪問に親が同行するという教育文化がそもそも無いように思いますが、アメリカでは親子、時には祖父祖母さえ大学訪問に参加することがあり、それが定着しているように思います。
さて、その現実にボーディングスクールで学ぶ留学生たちはどのように対応しているのでしょうか。
つづく

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