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週末コラム お母さんからのメッセージ

ホームステイを変えるという決断をしてから、1週間ほどで寮に移るという
想定外の展開を見せた留学生のお母さんからメッセージをいただきました。
お母さんのメッセージは、ホームステイでの本人の気遣いの窮屈さ
から始まっています。
確かに、他人の家庭で英語で生活をするわけですから、
本人にとって、驚きと戸惑いの連続であったことは間違えありません。
それでも、半年以上にわたって、親に泣きつくこともなしに、異文化生活を
切り盛りできたのですから、その部分は称賛に価すると思います。
お母さんは続けます。
本人が今まで日本では、自分の家族のなかで自分の好きなように生活をして、
それが「当たり前」になっていたそうです。
その当たり前が全く通じない世界で、言葉のハンディや学校からの課題に
向き合うことができたのは、私としてはやはり十分にほめられることに思います。
さらに、寮に移るかどうか、この決断は本人によるものです。
決めたら、行動し、そのために現場の周りの人たちを説得するという経験を
14歳にして本人はしました。
この一連の出来事が1週間余りの極めて短期間で行われるところが
欧米の文化なのかもしれません。
少なくとも、本人は日本での経験や知識に基づいて、2-3か月はかかるだろう
という想定のもとに行動を起こしたわけですが、あっという間の出来事に
驚いている心の余裕もないかもしれません。
今朝、学校の担当者からメールで昨日、
本人が寮に移ったとの簡単なメールがありました。
これですべてが決まりました。
寮に移ってもそこでの試練があるとお母さんは予見します。
そして、今回の一連の出来事が、今後の彼を形作っていくなかで、
貴重な経験となり、これからの小さな試練をお母さんは「楽しみにしている」
とのことでした。
私は彼と2-3か月に一度、スカイプで話します。
その都度、彼の小さな試練を聞き、頷き、アドバイスをしています。
この時間が私にはとても楽しく、現場を知る貴重な機会となっています。
次回のスカイプは当然、寮生活の実際になるでしょうが、
楽しみに待ちたいと思います。

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