アメリカ教育コンサルタント協会(IECA)について
<昨日のブログに続きます>
「40分で終わるからオンラインワークショップを済ましてください」とメールで催促されて始めたIECAメンバー更新のためのバーチャル研修ですが、普段は生身の人間との英語コミュニケーションがほとんどのため、私の英語の不備は相手が補ってくれるか、好意的に理解してくれるために、英語にハンディを感じることはあまりありません。
私個人の場合ですが、仕事で毎日、英語メールを読み、英語で返信しますが、自分の専門分野に関しては、英語力のなさに悩むこともありません。この仕事を始めた当初は、国際電話を録音して確実な仕事を心がけていましたが、その期間はそれほど長くは続きませんでした。
さて、IECAとは、一言でいえばボーディングスクールに関するプロ集団です。その世界に20年以上身を置き、かつ学校運営や経営にかかわってきた人たちですから、いわばボーディングスクールエリート集団ともいえるでしょう。おそらく、メンバーの半分以上が修士、博士の学位を持っていることでしょう。それらの人にとっては、IECAの行動基準や倫理規定など、研修課題などは瞬時に回答が出せるでしょうが、私にとっては、まるでTOEFL試験同様、あまり楽しいものではありません。
最初の動画は、良いコンサルタントといわば悪いコンサルタントが登場して、悪い理由を確認するというものですが、個人情報の取り扱いとコンサルタントとしてあるべき姿勢が問題でした。
次のシナリオは、文章題でした。この長文読解、TOEFLのような科学、社会の分野からの出題ではもちろんないのですが、複数人が登場して、コンサルタントの経歴や専門分野などのキーワードを探し出して正解を導くというものでした。
30分ほど、研修に没頭していると、おおよそ問題提起される世界の広さがイメージできるようになり、動画の登場人物も最初の1分程度で把握できるようになりました。慣れることを学習できたのかもしれないと自分で納得しながら、最後の数題を終えるスピードは最初のそれの倍くらいになりました。
取り組む前は、午前か午後の時間はこれにかからなければなどと勝手に「やれやれ」をイメージしてしまったのですが、いざ集中して取り組んでみると、自分のネガティブなイメージこそが問題の根源だったことに気付きました。
IECAというボーディングスクール教育の専門家集団からのオンラインワークショップで私は英語理解に関していい刺激をもらいました。プロの教育コンサルタントしてこれからも定期的に刺激を受けることの必要性を感じます。