留学コンシェルジュ

#2 留学とIBプログラム

<昨日のブログに続きます>
可能性の追求や希望が初等、中等教育時代に培えるように本来の教育はあると思います。それを実践しているのがIBプログラムであるかもしれません。その答えはそれを受ける生徒が出すわけですが、英語圏への留学においては、それをおこなう生徒にとっての最大のアドバンテージは、希望すれば留学後に自分にIBプログラムという教育肢の選択ができることにあると思います。
前日のブログで述べたとおりIBプログラムは大学進学のために必要な学力のみを準備するものではありません。その目的とすることを一言でいえば、Whole person(全人教育)です。そのために最も大切なことは、生徒のやる気を引き出すことにほかなりません。いかにIBの評判が高くてもそれをやる生徒がいなくては話になりません。
やる気を出すには、その根拠となる目標がかならず必要です。その目標は単純に「文化系」、「理科系」に分けられるものではないと思います。また、自分のやる気が必ずしも机の上で考えられるものでもありません。そのために昨日述べたTheory of KnowledgeもIBでは取入れられました。
新しいことにチャレンジしてみる、あきらめない、めげないなど、とてもシンプルですがやる気を出すのに絶対必要な考え方の学習がIBプログラムにはあると思います。そして、留学そのものにもそれらの要素はふんだんに含まれています。
IBプログラムも留学も結局はバランスの良い人を育てるということに帰結するように思います。
昨日のブログで、日本からの留学生が机上の学習以外の分野で新たな自分を発見すると私は言いました。スポーツ、音楽、芸術など、自己発見のための知的な道具がたくさん教育の場に用意されているからそれが可能なわけですが、英語圏に導入されたIBプログラムは特に考え方と文章表現力、リサーチ力と行動力の開発に力を入れていると思います。
IBプログラムは日本の私立の高校に広がりつつありますが、日本にある学校である以上、日本の教育文化の上に成立しないわけにはいきません。また、IBを学ぶ基本言語が現在のところ英語であるために、英語によるコミュニケーションが自由に使えなければいけません。したがって、日本で育ち、日本の教育を受けた生徒が高校になって日本の学校でIBプログラムに移行するのは極めて困難だと思います。
できることであれば、IBというインターナショナルな教育肢を選択するためにも中学からの留学を私はお勧めします。

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