ニュージーランドの学校について
ニュージーランド学校訪問の最終日、昨日の午後にDunedinからAucklandに飛行機で戻り空港付近のホテルでブログを書いています。
今回訪問した学校を下記にまとめてその特徴を考えたいと思います。
Kristin School
(総生徒数1638名:学年year1~year13:IBプログラム有:留学生数47名)
St. Peters College, Cambridge
(1360名:year7~year13:IB有:56名)
Huntley School
(136名:year1~year8:IB無:7名)
Wanganui Collegiate School
(396名:year9~year13:IB無:54名)
Columba College
(629名:year7~year13:IB無:28名)
ニュージーランドの初等、中等教育機関で留学生の受け入れを行っている学校を調べるには、TKI(http://www.tki.org.nz/Schools)というポータルサイトがとても便利です。このサイトはMinistry of Education(教育省)によって作られていて、私たちが知りたい学校情報はおおよそ提供してくれます。
このサイト情報を基にして、ニュージーランドの中等教育機関の実際を考えてみます。
Year1~Year8(小学校)1067校
Year7~Year8(中学校)117校
Year1~Year13(小中高一貫校)162校
Year9~Year13(中高校一貫校)106校
Year9~Year13(高校)234校
上記のうち、現在でも独立して生徒からの授業料だけで運営されている独立私立校は87校です。日本やアメリカと比較するとかなり少ないのではないかと思います。今回訪問した学校群のうち、Kristin School、St. Peters College, Cambridge、Huntley Schoolは独立私立校です。
前回のニュージーランド出張時、訪問したSt Cuthbert’s College、Diocesan School For Girlsも独立した私立女子学校でYear1からYear13までの生徒を受け入れています。
中学校からの留学をニュージーランドで考える場合、対象となる学校は上記の学校総数ということになりますが、Decileというニュージーランド独特の基準があり、Decile8以上ということで学校を絞って考えればおそらく200校くらいが学校選びの対象になってくると思います。
独立私立校、共学、中高一貫校、寮ありの学校は2校、おなじ条件で高校を検索しても2校です。
IBプログラムのある学校では検索できませんが、おそらく20~30 校くらいになると思います。
今回の学校訪問、Huntley Schoolは小中一貫校で生徒数もとても少ない学校でなおかつ田舎にあります。寮生はYear6からYear8が多く、Year5以下の生徒は数名とのことでした。この学校の生徒はみなとても行儀が良く、礼儀正しいという印象で、イギリスのプレップスクールと生徒の質が似ているように思えました。
IBプログラムは世界共通の学習内容と言われていますが、スイスの学校とニュージーランドの学校では、その年間経費は日本円に換算するとスイスが1000万円を超えるのに対して、ニュージーランドは500万円以下です。
世界にはいろいろな学校があるという思いを今回のニュージーランド学校訪問で強く持ちました。