夏休み中の学校訪問
夏休みの期間であってもボーディングスクールが完全に閉じることはありません。アドミッションオフィスは1年中、機能しているといえます。したがって、生徒不在の夏休み期間中でも、学校訪問は行うことが出来ます。
気の利いたボーディングスクールでは、休み期間中の学校訪問を希望する生徒とその家族に対して、自校の通いの生徒を学校ツアーガイドとして手配してくれます。休み期間中であっても、学校に協力する生徒は、ガイド役を引き受けることで、リーダーシップやボランティア活動のメリットを得ることができるようになっているのでしょう。
コンサルタントにとって、学校訪問は欠かせない活動ですが、私は訪問の予約はメールだけでなく電話でフォローすることが習慣になっています。メールのみで予約、確認は可能ですが、アドミッションオフィスのスタッフと連絡を取ることで、個人的には安心することができます。
しかしながら、アドミッションオフィスの担当スタッフと電話で話しができる確率は現実的にはとても低いのです。学校訪問ファミリーの接待、校長やアドミニストレーション(学校経営、運営)スタッフとのミーティング、そのほか生徒募集活動のための出張などで、1日中、デスクワークというのは珍しいことです。また、サマーの時期は、シフト勤務や彼ら自身のバケーションなどもあります。
夏休み中の学校訪問は、予約は可能ですが、正式にはインタビューが再度課せられることも頻繁にあります。ボーディングスクールの生徒募集の期間は新学年がスタートする時から始まるというのが大原則ですから、夏休みの間は、出願登録ソフトが動かせなかったり、シフト勤務のために正式なインタビューはしなかったりと、夏季はボーディングスクールものんびりムードになります。キャンパスに生徒はいませんので、アメリカボーディングスクールに限って言えば、アドミッションスタッフもジーンズにスニーカーといったいでたちで、訪問者を迎えてくれます。
8月、北半球ではサマーバケーションたけなわですが、南半球の英語圏、ニュージーランド、オーストラリアでは学校はフルに機能しています。
お盆の時期、私はここ6年間、日本を不在にしています。今年も今日から15日までニュージーランド北島、南島の学校を訪問します。帰国時のモーレツな暑さと湿気に体が慣れるまで1日くらい必要です。
明日のブログはニュージーランドに関する情報を提供したいと思っています。