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真冬のボーディングスクール―学校訪問注意点

ボーディングスクールへの訪問は、アメリカの新学期が始まる9月上旬からの秋期が最適ですが、12月から1月にかけて、あるいは一次募集締め切り後の2月、3月でもランク3のボーディングスクールは継続して生徒募集をしているので、学校訪問は可能です。
1月から3月くらいまでの冬期ボーディングスクール訪問で最も重要なのは悪天候を考慮して移動に余裕を持ったスケジュールを作ることです。
アメリカに到着したその日と翌日は、なるべく学校訪問を避けます。アメリカ到着後3日目から学校訪問を開始することで、冬のニューイングランド地方では頻繁に起こる降雪による飛行機のフライトキャンセルに対応することが可能です。
悪天候によって、乗り継ぎ便がフライトキャンセルされると、おおよその場合、国際線到着空港からその日のうちに目的地への移動はできなくなります。そのために、既存のホテル予約をキャンセルして、新たなホテルを予約する必要があります。その手続きは、航空会社のサービスカウンターで、新たなフライト予約をする時にサポートをしてくれますが、サービスカウンターでの順番待ちや、新たなホテルへ悪天候のなかでの移動などは、言葉の不自由な異国で、厳寒のなかで相当な時間がかかるために、心労もピークに達することを覚悟しなければいけません。
日本的スケジューリング感覚でいけば、アメリカニューイングランド地方の冬の交通事情は、降雪で終日足止めされることは信じられないことかもしれません。しかしながら、こちらの人は長蛇の列も度重なるフライトの遅れもイライラせずにのんびりと待っているのです。
ボーディングスクールの1/3が集中するニューイングランド地方では、自然の驚異をまともに受け入れないと日常の生活に大きな支障をきたすことになると思います。
厳しい生活環境であればあるほど、教育機会は豊かになるのかも知れません。不測の事態を受け入れるということは、長い人生のなかで人が学ばなければならない基本のように思います。

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