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日曜コラム 生徒とのテニス

昨年7年生として留学した生徒とテニスをしました。
テニスコートはパブリックでスカイツリーが目と鼻の先にあり、
ブルーを基調としたイルミネーションに展望台2つの周りを
白のフラッシュライトがクルクルと回転していました。
今回の対戦相手は、テニス歴は留学後ですが、サッカーでは、
日米ともに相当の実績を持つアスリート男子で、運動神経は抜群なのに加えて、
伸び盛りの年でもあり、還暦をすでに超えている私にとっては、
苦戦が予想されました。
彼は今年の夏、学校終了後、錦織圭選手のホームベースであるフロリダの
IMG(International Management Group)で2週間のテニススクールに参加しました。
私の想像した通り、フォア、バックストロークともにドライブボールを打ちます。
正確さにはやや欠けますが、スピンの効いた伸びのあるボールが返ってきます。
サービスはラオニッチ選手ほどではありませんが、かなりラケットを薄く持ち、
ファーストサービスは、フラット系のスピードのボールが飛んできます。
おそらく170キロくらいの速度はあると思います。
テニスを始めて、1年以内で今のテニスの基本をしっかり習得していると思います。
何が「今」かというと、昔のテニスでは初心者はトップスピンのボールを
打たなかったように思います。それが、10数年前から、フォアハンドは、
日本の軟式テニスのようなかなり厚いウェスタングリップで、
ボールをヒットすると同時に手首を返して、ラケットのトップスピードを
早くするドライブボールがテニスの主流となりました。
現代のプロテニス選手でフラットにフォアハンドを打つ選手はいません。
30分ほどストロークの練習をして、6ゲーム先取での試合が始まりました。
初めは緊張のためかファーストサーブが入らず、ダブルフォルトが多く、
彼は先行のサービスゲームを落としました。
しかし、ゲームが進むにつれて、サービスが決まり出しました。
また、少し浅く入ったフォアハンド側のボールは思い切り叩いてきます。
4-4からの彼のサービスゲーム、ファーストサービスが入りましたが、
2度とも私のリターンを彼が返球できずにそのゲームを落として、
5-4となり、私が自分のサービスゲームをキープして
1セットマッチは終わりました。
テニスはボーディングスクールでは春のスポーツです。
彼は、今年の春にテニスをスポーツとして選択したわけですが、
それから1年も経っていません。
若者の伸びには驚くべきものがあると痛感します。
来年は私の勝算はかなり低くなると思います。
また、いつまでも私が勝つというのは、自然の流れに逆行しています。
それでも、コートに立つと年齢は関係なくなってしまいます。
これからもなるべく多くの人と、テニスコートでコミュニケーションを
取りたいと思います。

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