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週末コラム #3留学と進路 TOEFL100点を達成する 

<先週の日曜コラムに続きます>
TOEFL100点を目指す基礎について考えています。
留学生活での例えば1年を振り返るとき、最初の不安と焦燥を乗り切れたのはどうしてなのか。英語力ゼロからの挑戦という勇気は称えられますが、実は精神的にはかなり落ち込み、どのようにして英語を学んだらいいかもわからず、留学したことを後悔することもしばしばという、留学当初の状況は苦労の連続です。
その苦労から脱出するためには深い知恵と、自分を徹底して見つめることが必要です。
留学生としての寂しさや疎外感を救ってくれたのは、果たして机上の学習だったでしょうか。英語のハンディが克服できたのは、留学生たちが1日5時間も6時間もわき目も振らず勉強して、優等生になれたからでしょうか。そのような我慢の姿勢、受け身の姿勢では決して優等生にはなれません。また、優等生になりたいともおもわないでしょう。
1年間、異文化で過ごした人たちと話すことは、とても楽しいことです。1年でみな成長します。理不尽なこと、寂しいこと、悔しいことを経験するとともに、今まで味わったことのない解放感や人の親切さ、底抜けの陽気さなども感じたはずです。留学生たちはみな打たれ強くなります。そして、自分がそこで生きていくうえで、必要な人間関係も身につけていくことになります。
今まで、疎遠だった親に対しても、歩み寄れるようになっていきます。
さてこのような精神のあり方がTOEFL100点とどのようにかかわるのでしょうか。
精神のあり方こそが、生徒たちのやる気に火をつけることになると私は信じて疑いません。おそらく、私がそう思うようになったのは、自らの留学体験に基づいていると思います。自分にとって、留学から得られたものが単に英語力だけでなく、その後の人生を左右したため、ぜひ多くの人に「やればできる」ということを異文化で体験してもらいたいと思ったのです。
できることであれば、若くして海外に行ったほうが「やればできる」効果を高めることができると思います。自らの例で恐縮ですが、大学になってから留学しても、話せるようにはなりますが、爆発的な語学力の伸びと、可能性を追求ということに関しては、中学くらいから留学したほうが、とても楽にそしてより自然に学べると思います。
一度やる気スイッチが入れば、必ず目標は達成できます。
程度の差はありますが、10代前半の留学生が1年で英語での生活に困らなくなるのは、自然とやる気スイッチが入ったからです。そのような状態になれたのは、結局、苦労することの面白さを感じたからです。
その自信が留学生たちにさらなる高みを追いかけるエネルギーとなり、日本では、受け身の学習に徹していた姿勢から一転して、自ら考え、自ら行動をするということを可能にさせます。
そこに到達すれば、TOEFL100点を達成することは困難ではありません。

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