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3 ボーディングスクール訪問の意味

<昨日のブログに続きます>
学校訪問の旅は、おおよそ1週間ほどで行われます。その時期は9月から12月上旬が第一期、1月から3月が第二期、3月から8月までが第三期と分けることができます。
第一期は一年後の9月からの入学を目指して行う学校訪問ではベストな時期といえます。
ここで改めて日本の受験とアメリカボーディングスクールの受験の違いを確認したいと思います。ボーディングスクールが主催する入学試験は一切ありません。学校訪問時に作文と数学の試験を課するところはありますが、それで合否を決めることはありません。そのような試験は1時間以内で終わり、あくまでも参考データとして受験者に課するものです。ボーディングスクールの受験構成は下記のようになります。
① 出願書類の提出
② 推薦状の提出
③ 成績証明書の提出
④ TOEFL、TOEFLJunior、SSATの提出
⑤ 面接
面接を除き、これらの書類を新学期9月入学を目指す場合、1月末までに提出すればいいのです。すべてをまとめて提出する必要はありません。ランク5、ランク4のボーディングスクール群においては、オンラインによる出願が主流です。その場合、問題なのは、推薦状です。オンライン上で登録した先生のところに、メール添付で推薦状の書式が送られ、先生はそれを記入してメール添付で返信しなければなりません。すべては英語で行われるので、数学と学校管理者あるいはアドバイザー(担任の先生)も英語を理解しないといけません。
ランク3、ランク2の学校群はオンラインではなくて、TABSの共通願書を紙で提出することができ、推薦状も英語、日本語で書かれた書式をおおよそ認めてくれます。
学校訪問時に上記すべての書類が揃っている必要はありません。あくまでのそれぞれの学校によって定められた締切日までに提出が終わっていればいいのです。
ここで日本とボーディングスクールの出願に関する大きな違いを述べます。日本の場合、出願してしまえば、あとは試験をするだけで、その途中に確認作業が入ることはまずありません。出願を完了すれば、受験票が送られてきますから、間違えようがありません。
ボーディングスクールの場合は、出願書類をすべて提出した時に、メールないしは電話で出願が完了しているかどうかを確認することをお勧めします。一般に留学生のアドミッションの担当者は決まっています。そして、アドミッションオフィスには、担当者とは別に事務処理を行う秘書もいますが、秘書と担当者のコンビネーションがうまくゆかないと、出願書類の確認が大きく遅れるなどということもあるからです。
つづく

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