休日コラム ゴールデンウィークの学校訪問
ここ5年間、ゴールデンウィークはほぼ日本にいません。
北半球の英語圏の学校は、9月の新学期にむけて、今の時期でも生徒募集を
行っているボーディングスクールはたくさんあります。
従って、1週間ほどの休みがまとまって取れるこの時期は、
ご両親にとっては、絶好の学校訪問の時期になります。
この時期は航空運賃が普段に比べるとかなり高いのではないかという
質問をよく受けますが、明日からのゴールデンウィーク中の成田、
アメリカ東海岸往復料金は、税金、燃油サーチャージ込で22万円弱です。
1か月前くらいに予約すればそれほど高くはありません。
余談ですが、航空運賃がエコノミークラスでも30万円以上になるのは、
渡航日から一週間以内に飛ぶような場合だと思います。
成田や羽田空港がとんでもないほど混むのではないかとも
言われていますが、アメリカのシカゴやニューヨークなどの主要空港に
くらべれば、問題にならないくらいの混みようです。
私は成田や羽田などの空港がとても好きです。
そこにいる人々はおおよそ明るく、笑顔があり、みな元気です。
もちろん、たくさんの国の人たちがいます。
言葉も英語だけではありません。
中国、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン語くらいなら、
聞き分けがつきますが、それら以外の言葉も聞こえてきます。
日本の国際空港は、そこから飛び立つ留学生にとって、海外に向けて希望や夢、
そして楽しさの起点となるところですが、もちろん不安もあります。
その不安や失敗への恐れの気持ちを振り払って、勇気と自信で自分の未来を
切り拓かなければいけません。その明確な主人公が自分であり、
それ以外の誰が自分の代わりに何をしてくれるわけでもありません。
私自身は、10代前半の生徒の留学を専門としていますが、
最近は、留学の長さや年齢がより多様性に富んでいるようです。
おそらく、これから留学する「人」にとって、その期待と不安の気持ちに
年齢差や性別などはないことでしょう。
学校訪問は留学とは違います。
しかし、私自身、それが始まる時は、とても緊張しますし、
また、期待にわくわくもします。
国際空港は、そんな人々の気持ちが、建物全体の空気になっているような気がします。
そろそろ空港に向かう準備をします。