ニュージーランドでのホームステイ
ニュージーランド滞在9 日目になります。
オークランドで生徒を出迎え、ダニーデンに到着、
ホストファミリー宅に昨日送り届けました。
今週末から火曜日までニュージーランドは復活祭休みです。
休日のダニーデンを既存の生徒のホストファーザーが観光案内してくれました。
参加者は、留学して6か月ほどのYear9の日本人生徒、
前日現地入りした生徒、そして私の3人です。
アルバトロス、すなわちアホウドリの生息地や大きなアシカのいる海岸、
そしてペンギンの生息地などに行くのかと思っていたら、
ダニーデンをすべて眺望できる山へのラフロードをスバルの
マニュアル車で駆け上がり、この地域の地学の講義が始まりました。
その後、自然をそのまま利用したかなり広い植物園、ギネス記録の世界一急な坂道、
ホストファーザーが学んだオタゴ大学、そしてオタゴ博物館、ダニーデン駅など
地元の人らしい観光案内をしていただきました。
自らがOtago Boys’ High Schoolとオタゴ大学(法学)の卒業生でもある
ホストファーザーによる観光は、アカデミックさとダイナミックがあり
私にとっては興味深いものなのですが、10代半ばの日本からの生徒たちにとっては、
英語が不自由なのと、日本の都会と比べるとかなり地味な観光だったので、
二人でもっぱら留学談義に花を咲かせていました。
ちなみにこのホストファーザーは、家庭内の問題を専門とする弁護士、
ホストマザーはオタゴ大学で教鞭をとっているそうです。
その前日は、日本から送り届けた生徒のホストファミリー宅に
イースターディナーの招待を受けました。
日本の住宅と違って、ニュージーランドの住宅の広さには驚かされます。
このお宅は市街を望む丘のほぼてっぺんにあり、テニスコートが
2面くらい取れる広さがあります。
地下室には、美容セラピストのホストマザーのダンス教室があり、
一階の住居空間にはリビングとキッチン以外に6つくらいの部屋があります。
すでにドイツと中国からの留学生が滞在しているほか、
17歳の息子さんが高校のYear13(高校3年生)に進む代わりに、
オタゴ大学傘下のポリテックと呼ばれている2年生大学レベルの
教育機関でコンピュータエンジニアリングを学んでいます。
ご主人は野菜の卸を営んでいて、早朝4時には仕事に出かけるそうです。
長男は23歳で教育ソフトを制作する会社に勤務し独立していて、
長女は大学で心理学を学んでいますが、親とは同居していません。
今回、このホストに滞在することになった生徒が通う
John McGlashan Collegeに、ホストブラザーは6年間通っていたので、
とても頼りになるお兄さんがいて安心です。
日本からの留学生を受け入れているこの2つホストファミリーに
私は大変好印象を持ちました。
食費を含むホースステイ費は1か月でおおよそ1000NZドルくらいですが、
これらの家庭では、費用以上の生活のクオリティーを感じることができます。
ホームステイはあたりはずれがあると私は思います。
しかし、その確率が一番低いのはニュージーランドであるというのが、
私の今までの経験でもあります。
2人の生徒が異文化での第2のファミリーとの生活で心身ともに
大きくなることを願っています。