Diocesan School for Girls – 魅力のある学校 in NZ
<前日のブログに続きます>
今日のAucklandの天気は雨で街ゆく人々が傘をさしています。ニュージーランドではまだ、夏時間が採用されていて、秋から冬に向かう時期なので朝は7時にならないと明るくなりません。
ここ2日間は、ぐずついた天気でしたが、ぱらぱらと雨が降るような時は傘をさして歩く地元の人はほとんどいません。弱い雨では傘をささないというのは英語圏あるいは欧米の文化であると思います。
今日、ご紹介するDiocesan School for Girlsはオークランド地区の学校のなかで、
NCEAランキングでのポイントは95.6%、生徒の学業実績面では85校中3位です。先日、ご紹介したSt. Cuthbert’s Collegeと同様、学校運営に国の援助を受けていない純粋な私立校です。下記、基本情報を示します。
名前:Diocesan School for Girls(女子のみ)
学年:Year1(小学校1年生:5歳から)~Year13(高校3年生)
生徒総数:1249名
留学生総数:49名
人種構成:
ヨーロッパ系NZ人 70%
マオリ(先住民族) 2%
南太平洋諸国 1%
その他 27%
(日本人留学生 0名)
寮生の受け入れ人数は55名でそのうちの18名が留学生とのことです。先日ご紹介したSt. Cuthbert’s Collegeと同様にニュージーランドのトップ校といえるこの学校ですが、寮生数はSt. Cuthbert’sの125名の定員に対して、Diocesanは55名です。5 day boarderが多いことは両校とも同じです。
St. Cuthbert、Epsom Girls、そしてDiocesanの女子3校はともにAucklandのEpsomという住宅街にあり、そのDecileは9-10と高く、学習環境としては、最高といえると思います。
学校施設の充実度を示す一つの尺度として室内温水プールがありますが、この学校には、St. Cuthbert’sと全くと言っていいほど同じような25メートル8レーンの競泳用プールとその隣に小さな低学年用と思われるサブプールが併設されています。
温水プールはその維持に費用がかかる割には、それを利用する生徒は他の陸上競技や団体競技と比べると生徒にとって人気があるわけではないと思います。
それでもこれだけの施設を維持できる学校は、ニュージーランドでもおそらく10校はないと思います。
スポーツ施設の充実度、そして芸術、演劇、絵画、音楽クラスの多様性などは、St. Cuthbert’sと全く同じといってよく、単に学業成績で優秀であることのみを追求していないWhole Person教育がこの学校でも実践されています。
寮施設はSt. Cuthbert’sが学校の中心にあるのに対して、この学校は公道を隔てて隣に平屋としてあります。どの学年の寮も10名くらいのユニットの家のようで、大きな家族というのにふさわしい作りになっています。Year7、8は5-6人の共同部屋、学年が高くなるにつれて、2人部屋と空間も広くなります。
St. Cuthbert’sとDiocesan for Girlsは共にIBを採用していて、成績優秀者はYear12, 13とIB過程に進みます。
IBプログラムがあるところが、アメリカ、イギリスのトップボーディングスクール
との違いと言えると思います。