留学コンシェルジュ

#2 ルームメイトとのトラブル - ボーディングスクール

<先日のブログに続きます>
今までのやり方でルームメイトとのトラブルを解決しようと思っても、勝手が違ってうまくはゆきません。先生、アドバイザー、寮長さんなど、ボーディングスクールの生徒サポート機能はダブル、トリプルと選択肢があるのですが、なにしろ英語でのコミュニケーションが大きく制限されているために、自分の意志を正確に伝えることができないという不安が先に立ってしまい、思い切って相談するというアクションを起こせないのも留学生の初期状況です。
ボーディングスクールでの生活には、あまり生徒の自由になる時間がありません。朝起きた時から寝る時まで、しっかりとスケジュールが組まれています。週末もいろいろなイベントや活動があって「何もない」という時間がないのです。したがって、ゆっくりと考えて、実行するという実は精神的余裕も持てるわけではありません。お母さんに相談しようにも、ワイファイがいつでも使用できるわけではなく、また時差もあります。
結局、生徒は自分でトラブルシュートの方法を考えださなければなりません。
ボーディングスクールの生徒サポート機能がいかに、うまく考案されていても、それを「利用」するというアクションを起こさない限り、問題は解決できません。英語というハンディをいつまでも背負っているわけにはいかない、自分の思いをどうしたら人に伝えることができるか、自分は今、何をすべきなのかなど、日本であれば、自分の周囲にいくらでも理解者をつのり、応援を求め、問題解決ができたのでしょうが、留学先においては、すべてが新たな挑戦になると思います。
ルームメイトとのトラブルは、寮長先生に相談することによってほぼ解決することができます。先生は、留学生たちを今まで世話した経験があるだけでなく、自分のファミリーも寮で生活をしているわけですから、生徒の悩みを共感し、積極的に解決のための対処を考えてくれるでしょう。英語が不自由なことは、普段の生活から、寮長先生は理解していますから、「通じさせる意思」が生徒にあれば、コミュニケーションは取れるのです。
それでももし、寮長先生が機能しない場合は、アドバイザーの先生にも相談できます。1週間に1回、アドバイザーとの個別のミーティングが定期的にあります。もし、アドバイザーの先生が思うように動いてくれないときは、Dean of Student lifeなどその上に先生に相談することができます。
英語ができないから相談できないという妄想に捉われていると、留学生はいつになっても伸びません。その意識の壁を壊さない限り、ボーディングスクールでの生活そのものが楽しくはならないのです。
言ってみる、やってみるという意識で既存の自分をステップアップさせることで、ルームメイトとのトラブルもその多くは解決できるのがボーディングスクールライフです。
つづく

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