Re-visit 合格後の学校再訪問
ボーディングスクールへの出願は1月末に募集を締切り3月の上旬に合否が発表されるというのがTAB( The Association of Boarding Schools)に登録されている北米300校あまりの学校における基本となっています。
複数の学校への合格が決まった場合にはその中から自分にとってベストとなる選択を行う必要があるのですが、そのための一助になるのがRevisitと呼ばれる制度です。
この制度はアメリカのボーディングスクール特有の制度だと思われますが、合格の通知を受けた生徒たちは再度その学校を訪問し、キャンパスで先輩学生や学校スタッフとの時間を過ごして肌感覚で自分のあった学校を選ぶ機会が与えられます。日本の受験のように偏差値という比較のための絶対的な基準を持たないだけにここで自分と学校との相性を測ることはボーディングスクール選びにおいてとても重要なファクターとなるでしょう。
しかも通常は日程の選択肢が3日ほど設けられるので、複数校のRevisitに参加することが容易になっています。こんなところにもボーディングスクールの学生との相性といった部分に対する思い入れの強さが伝わってきます。
Revisitは通常、丸一日を使って学校の全てを凝縮した形で体験してもらうプログラムが組まれています。在校生との交流から、食堂での食事、授業への体験参加、学校の先生、サポートスタッフとの交流などを通してより学校の事を深く理解し、自分なりの学校選択の基準を明確にしていきます。
通常のスケジュールの場合、Revisitは4月ごろを目処に行われますが、今回のコロナ禍の影響もありほとんどの学校でこのRevisitが行われませんでした。代わりにボーディングスクールはオンラインで自らの学校の魅力を伝えるため動画をオンラインにてアップしています。HP上には本来であればRevisitをしなければ出会えないような学生たちのリラックスした雰囲気を存分に感じる事が出来るだけでなく、改めてそれぞれの学校の魅力を再認識する上でとても貴重な機会となっていると言えます。
我々のリストにおいてLevel3の学校として分類をしているNew Hampton Schoolもそのひとつ。Revisitのタイミングに合わせて多くの生徒たちの表情をオンラインで見る事ができます。
【New Hampton School】
https://www.newhampton.org/admission/international-students#
【International Student Interview】