留学コンシェルジュ

学校再開に向けての各方面の動きについて

マスクをしながら歩いていると息苦しいぐらいに湿度の高さを感じる季節になってきました。同時にマスク無しで公共の場を歩くという選択肢は今後少なくとも1年くらいは無いのかもしれません。英国においても公共の交通機関ではマスクの着用が義務付けられたというニュースもありました。

ほんの数ヶ月前まではヨーロッパに渡る留学生にはマスクをしていると勘違いされやすいので、日本の感覚でマスクをしないようにアドバイスをする事もありましたから、たった数ヶ月で世界中の価値観が変わってしまう状況に置かれている事に驚きを隠せません。

このような状況を英語圏では盛んに「Uncertainty」という言葉で表現しています。日本語に訳すと「不確実性」と訳すようですが、要は今後のことは予測がしにくいという意味合いで使われます。

現在、様々な国においてこのUncertainityに対応すべく動いている状況ですが、ニュージーランド政府の教育部門であるEducation New Zealandでは留学コンサルタント向けのオンラインセッションを毎週のように開催し状況をアップデートしてくれています。

最近は日本の高校も徐々に再開されている状況で現在のニュージーランドの留学状況について気にされている方も多いと思いましたので今回ブログで話の内容に触れてみたいと思います。但し、これはあくまでもこのブログがアップされた日の状況ですので最新の情報については別途確認をする必要があります。

現在、ニュージーランドではニュージーランド国内における外国人向けのビザの申請については再開をしているようですが、ニュージーランド国外のビザ申請については引き続きストップしており、再開に目処についてもまだ立っていないという発表がありました。

現地高校留学をする予定だった今年中学を卒業した子供達も多いと思います。すでに学生ビザを取得済みだった留学生も多いはずです。学生ビザには、この日までに入国してくださいという入国期日について明記がされています。しかしながら3月の時点でニュージーランドへの渡航が出来ない状況になっていたため、ニュージーランドへの入国が出来ない状況のまま学生ビザの渡航期日の日付を超えてしまっている状況になっている学生も多いことと思います。その場合は残念ながら再度学生ビザ申請をし直す必要があるようです。何かしらの救済処置の可能性もありますが、現時点でビザ申請の再開予定がないために、これについても不確定です。

留学を予定していた学生にとってもう一つ考えられる状況としてはビザ申請中のままで保留状態になっている場合ですが、この場合はデータ自体は移民局に残っているのでビザ申請再開と共にプロセスが再開される可能性がありますが、書類によっては移民局の求める書類の有効期限が切れてしまっている場合もあるので再度の提出を求められる可能性があります。

いずれの場合にしても、常に留学先の国の最新情報をチェックしながら柔軟に対処をしていく必要があることには変わりません。誰も予測の出来ない、Uncertainty の時代だからこそ、密なコミュニケーションの重要性が高まっています。

 

 

 

 

 

 

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