2022年ボーディングスクール訪問 Kent School
ハートフォードから西に一時間ほどの距離、朝霧の綺麗な牧草地帯をフーストニック川沿いに車を走らせるとKentの街とそれを挟んで目と鼻の先にKent Schoolがあります。
Kent Schoolの基本情報です。
総生徒数:520人(寮生約473人、通学生約47人)
学年:9年生~12年生
留学生(寮生)92%
創立年:1902年
学校タイプ:共学
この学校も先に訪問をしたWestminster同様にTen Schoolsというブランドに注目してしまうと大切なものを見逃してしまうほど優秀なボーディングスクールといえます。それは進学実績から見ても多くの学生をアイビーリーグやリトルアイビーに進学させている実績から見てもそうですし、またその難易度もTen Schoolsと同等と言えるかもしれません。
偏差値という単一的な価値観が存在しないボーディングスクール選びにおいてTen Schoolsではなく、あえてKent Schoolを選ぶ生徒もいると思います。その理由としてはトップボーディングスクールが大学的な雰囲気の中で熾烈な競争のある生活を送る必要がある中で、Kent Schoolはアットホームさと手厚い学習サポートが売りの学校である事、自主性を育む教育と比較的自由な校風は、自立心の強い学生たちにとっては魅力的な環境であるように感じました。
Kent Schoolというその街の名前を冠し学校でもあり、学生は街の中にある学校の施設へ行ったり、週末は街へ出向いて行動することについては問題ないとのこと。街と学校が共に発展してきた様子が窺えます。この周辺のマップを見てもらえれば一目瞭然ですが、街を含めてのこエリア全体がKent Schoolで行っても良いのではないかと思います。
ボーディングスクールではSocial Studyの機会や幅広い課外活動は大学進学において重要な要素の一つとなります。街ぐるみでそれらの活動の場を与えられる環境があるからこそ、Kent Schoolの優秀な大学進学実績があると私なりの分析をしています。
先に述べたように近年ではTen Schools並みの難易度の高い学校ですが、アットホームで伸び伸びとした環境で子供の自主性を重んじた学習をさせたい親御さんには是非、見ていただきたい学校の一つです。