留学コンシェルジュ

2023年 秋版 ボーディングスクール留学準備の傾向

東京は朝夕は大分過ごしやすくなり秋の気配をやっと感じる事ができる季節になってきました。

同時に9月の一週目は北米の学校へ渡航する子供たちが出発をするタイミングでもあり、私も子供たちやご家族との最後の確認作業に追われていました。先週中に現地に到着をした子供たちは各々が現地での生活のための準備を進めて、一般的には今週中に本格的な授業がスタートします。

日本の子供たちも夏休みが終わり、日常が戻りつつあります。

一方、コンサルタントにとっては早くも来年の9月の入学に向けた動きを本格化させるタイミングとなります。それよりも前の段階から準備を進めている子供たちもいますが、戦略的に準備を進めていくのはやはり9月からとなります。

なぜ9月か?

それはボーディングスクールが来年度(今年でいえば2023年度)の募集要項をアップデートするタイミングだからです。早い学校では8月の中旬にすでに最新の情報が出ている学校もありますが、ほとんどの学校がこのタイミングでホームページ上のAdmission情報をアップデートします。同時にSAOやGatewayといった共通アプリケーションフォームの各学校の情報もアップデートされます。

毎年共通して大きな関心事となるのはSAOやGatewayの各学校のエッセイトピックの内容ですが、それとは別に、今年のジュニアボーディングスクールのアドミッションと話す中で共通の関心として上がったこと。それはやはりSSATのスコア提出についてです。結論から言えば、100校を超えるボーディングの情報を独自にリサーチをしていますが、SSATの提出をコロナ前同様に求める学校は10校ほど増えるに留まりました。実質、10%にも満たない学校がSSATスコア提出を再度必須項目にしたに過ぎないことになります。

これは驚きはありつつも、ある程度冷静に受け止める事ができる事実でもあります。海外大学ではすでに一般的になっている「Data analytics」を応用すればSSATのような単一の数字を利用せずとも、その他の要素を元にその生徒がどの程度の伸び代のある生徒なのかについての予想ができます。これはPhilips Exeterを訪問したときにAdmission Officeの担当者も同じことをおっしゃっていましたので、今までSSATを必須としていた優秀な成績を求める学校においてはある程度、この考え方が浸透していると予測できます。つまり、コロナ禍の三年間はSSAT無しでも、生徒の能力を測るに十分なデータ量を各校が蓄積するに十分な期間だった可能性があります。

その中で相対的にその重要度が増しているのがInteviewとEssayということになります。特に一回限りのチャンスで大きな印象を学校側に与えるという意味においてはInterviewの重要度は例年にも増して大きいと言えるでしょう。

次回はInterviewについてもう少し話をしていきます。

 

 

 

 

 

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