ボーディングスクールの日本訪問
コロナ禍が本格化するまでは欧米からのアドミッションスタッフの来日はほぼ毎年のように行われていました。先日私も参加をしたアメリカ東海岸のジュニアボーディングスクールであるFessenden Schoolの同窓会しかり、毎年のように東京で再会をしていたアドミッションスタッフとの対面での交流は残念ながら途絶えてしまっていました。
しかしながら、人の感情的な部分においてはまだまだいろいろな意見のあるコロナ禍ではありますが、国境を越えての交流という意味合いにおいては、すでに「コロナ後」と定義をしても良い状況になってきていると言えるでしょう。
一時期は世界一厳しいと言われていた日本への入国についても緩和され、その後1ヶ月もしないうちに様々なボーディングスクールのアドミッションが日本に訪問してきています。
New Hampton Schoolもその中の一つです。この学校のDirector of Enrollment を担当しているMr. Will McCullochとは長い付き合いで、東京でも現地キャンパスでも会えば、教育について、日米の比較、子どもたちの成長など話題がつきません。今回の再会は3年ぶりということもあり久しぶりに東京でのランチを一緒に楽しみました。またこの学校に興味を持つ生徒とそのご家族の引き合わせもしました。
Admissionがわざわざ日本に訪問するのは単なる我々のようなエージェントとの交流や卒業生との再会だけではなく、リクルートメントが主な目的となります。我々を通して学校案内的なミーティングから、インタビューまで幅広く対応をしてもらうことが出来ます。
New Hamtpon Schoolの情報も加えておきます。
総生徒数:206人(寮生約151人、通学生約54人)
学年:9年生~12年生
留学生(寮生)20%
創立年:1911年
学校タイプ:共学
この学校ではIBコースも提供されていてIBとして卒業ができるだけではなく、通常のアメリカのスタンダードプログラムとは別に追加でIBの授業をとることができるユニークなカリキュラムを持っている学校です。
ELSはないのでTOEFLで60点以上の点数を持っておくことが合格の目安となると考えられますが、それだけではなく、この学校のコミュニティに合う生徒像であることをアドミッションオフィスは重点的にみています。これは彼らのコミュニティの素晴らしさに起因するところです。
この学校を訪問すれば誰しもがHPでは読み取ることのできない、学校の雰囲気に感銘を受けます。とにかく生徒たちが、我々に対してもに和かに挨拶をしてくれます。もちろんどこの学校においても生徒たちはイキイキとした表情を見せますが、この学校ほど訪問者に分け隔てなく接してくる生徒たちに出会う経験はそこまで多くありません。
誰でも入れる学校ではありませんが、TOEFL60点という純ジャパの子供でも努力をすることで目指せる範囲にある学校としてとても魅力のある学校です。まずはこのレベルを目指せるだけの英語力を身につけてからボーディングスクール選ぶを始めると、一気にその選択が増えていきます。