ニュージーランド学校訪問 2023 / Te Puke High School
ニュージーランドはオークランド空港に降り立ちました。
オークランド空港は日本の成田空港から直行便が出ているので留学生にとっても馴染みの深い空港となります。北米の空港に到着するときにはいつも薄暗いか夜のタイミングでの到着となりますが、ニュージーランドの場合は飛行機の中で丁度一夜を明かすスケジュールとなります。それが理由かは分かりませんが、空港に降り立つと現地の空気の香りと太陽の光を存分に味わうことができて大変清々しい気持ちになります。
今回、我々が訪問した学校は以下の学校になります。
Te Puke High School (公立)
John Paul High School (Integrated)
St. Peters College Cambridge (私立)
今回の訪問ではニュージーランド独特の3つの異なる運営方法による学校を訪問することができました。読者の皆さんにとって、公立、私立は大体のイメージがつくと思います。それでは、Integreatedとはどんな学校でしょう。その辺りについては個別の学校紹介のタイミングで詳しく解説をしていきたいと思います。
いずれの学校も留学生を受け入れるすべてのニュージーランドの学校にはESLのクラスが用意されています、またInternational Directorというポジションの留学生専門スタッフもいるので、どのスタイルの学校へ通ったとしても留学生に対するサポートは手厚いのがニュージーランド留学の特徴と言えるでしょう。
コロナ禍後、初ニュージーランドとなる学校訪問の第1校目はTe Puke High Schoolとなります。
オークランドからの距離にすると約3時間ほど南東に向かったTaurangaと呼ばれる地域にこの学校は位置しています。Te Pukeという街は非常にこじんまりとした可愛らしい街並みが印象的ですが、メインストリートを10分も車で過ぎれば街は終わり、そこからわキウイフルーツの畑が広がります。世界一のキウイフルーツの生産地ということですから、日本で見かけるニュージーランド産のキウイフルーツもここから来ているのかもしれません。そう考えるとTe Pukeという街を身近に感じることができます。2007年のラクビーワールドカップ日本代表の一員としてプレーをしたphil o’reilly はこの高校から名門カンタベリー大学へ進学しています。
学校はニュージーランドらしい広大なキャンパスと芝生の張り巡らされた日本の公立校のイメージとは全く異なる雰囲気を持っています。各科目ごとに教室が分かれ、デスクワーク的な授業の他にもエンジアリング、アグリカルチャー、など実体験に基づく授業も提供されているため、それ専用の教室がキャンパスの至る所に点在するというなんとも贅沢は作りとなっています。グラウンドも全面芝生という、ラグビーやサッカーなどの運動をする生徒にはなんとも恵まれた環境です。
一例としてエンジニアリングのページについて詳細のリンクを文末に貼りますのでご覧ください。(英文)
学校訪問中に現地の生徒に「日本人ですか?こんにちは!」と声をかけられました。Te Puke High Schoolでは外国語として日本語とフランス語教科として取り入れているので、この生徒のように日本語を話したい生徒は多いでしょう。
ニュージーランドで特に感じるのが日本という国の存在感です。他国においては「日本」は数多くある国の一つでしかありません。しかしながら、ニュージーランドにおいては少し違った意味合いを持っているように感じます。特に教育分野においては日本語を教える高校が多いこともありますが、日本語を話せる、もしくは日本に対する理解の深い先生方やスタッフが非常に多いのが特徴的です。
初めての海外留学において、これほど心強いことはありません。日本人であること、これ自体が留学生として留学スタート時のアドバンテージになるのはこの国ならではでしょう。
公立校はもちろんその選択肢は多くありますが、私が薦める学校はアカデミックのリザルトと留学生へのサポートに定評のある学校のみを紹介しています。コロナ前にも高校一年生年代から初めての海外留学をした生徒がTe Pukeへ留学をして無事に卒業をして日本に帰国をしています。オーソドックスな外見ながら、非常に興味深い科目選択のできるこの学校は勉強だけではなく、実際に手や体を動かして実体験の中で学習をしたい生徒にとっては理想の環境と言えると思います。