サマースクールへ出発する子供たち。2023年
今年もすでに約半分が過ぎようとしています。
6月は子供たちが夏休みを利用して続々と日本に帰国をしています。家族にとっては、子供の成長を確認できる数少ない機会です。一方で彼らはこの長い夏休みをフルに休暇として当てることは稀です。子供たちのほとんどは来年度に向けて、以下のような過ごし方をしています。
1、ボーディングスクールのサマープログラムに参加
2、TOEFLの準備プログラムに参加
3、語学留学プログラムに参加
それぞれの学年、課題間によってその選択肢は様々ですが、夏休み前にある程度の自分の課題感や来年度に向けての目標に合わせて夏休み前の数ヶ月を使って、一緒に夏休みの過ごし方については話し合いを重ねてきました。
上記の中でも人気があるのは留学中、留学前のお子様に関わらず、①のボーディングスクールのサマープログラムになるでしょう。ジュニアボーディングに通う子供たち、これから初めての留学を体験する子供たちににとって、ボーディングスクールのサマープログラムはとても良い予行演習と言えます。(選択する割合が多いからということで、お子様毎に最適解は異なるので、やはり綿密な話し合いは必要です。)
今年も様々なサマープログラムに子供たちは参加をします、その一例として
Phillips Academy Andover,
Cardigan Mountain School,
Groton School,
Frederic Gunn School,
Fay School,
Rectory School,
Eaglebrook School
私の見ている生徒だけでも様々な学校のサマーへ子どもたちが参加していることが分かります。
もう2年前になりますが、アメリカのジュニアボーディングスクールのひとつ、ニューハンプシャー州にあるCardigan Mountain Schoolのサマープログラムについてブログにて紹介をしていますので、ぜひこちらも一読ください。
「2021 サマープログラムの魅力/ Cardigan Mountain School Webinarより」
予行演習と一言で表現しましたが、その意味合いは様々です。
最近では年々、ボーディングスクールに入学させるための準備は数年前から始めたいというご相談をいただく機会がとても増えました。それ自体はとても素晴らしいことですが、数年前というとまだ子供たちの年齢は小学3年生、4年生となります。そのタイミングで子供たちはどれだけ具体的に留学に対するイメージを持っているか?というと「ほとんどない」のが現状です。それは仕方がないことでしょう。そんな状況の中で、親御さんやコンサルタントである私ばかりが盛り上がってしまっていてはいけません。
弊社を通して留学をされる方に対しては、ご家族、お子様、私の3者でのコミュニケーションを通して少しづつ、モチベーションのすり合わせ作業をしていきます。そして、お子様本人が「留学に行きたい!」と私の目を見てはっきりと伝えてくれるようになった時点で準備開始!となります。
それでも、前回のブログでも触れたように自らその地に立って体験することの大切さはボーディングスクール留学にとっても例外ではありません。子供たちにとってボーディングスクールでの体験留学は「見ると聞くでは大違い」の体験です。実際に見て、触れて、感じることで「留学をしたい!」という気持ちを盛り上げることが効果にお子様のモチベーションをすり合わせるための有効な手段であると言えます。
今年も多くの子どもたちが束の間の日本での休息を経てサマープログラムへ旅立ちました。
これからの数ヶ月、子供たちは色々な経験を通して、自ら「留学」の定義を構築するための旅にです。彼らがプログラムから帰国をしてひとまわり成長した姿を見ることが楽しみでなりません。