学校訪問 2024 ジュニアボーディングスクール / Fessenden School
空港からわずか40分弱のまだまだボストンの郊外の街と呼べる地域に立地する学校がFessenden School
この学校は日本においても積極的にリクルートメントをしているのでジュニアボーディングスクールを目指すご家族にとっては一度は聞いたことのある学校のはず。この学校のAdmission DirectorsのCalebとは毎年のようにボストン、東京で会う仲。彼は実に35年の長きにわたりこの学校で優秀な生徒たちをリクルーティングしており、また彼自身がこの学校の出身ということもあり、特に彼にFessenden Schoolの素晴らしさを語らせると、とても1日では時間が足りないくらい、会うたびに新しいトピックを提供してくれる。
今回の訪問では彼自身がボーディングスクール時代(Suffield Academyの同期!)の現デジタル庁の河野太郎大臣と旧友であったということ、その縁もあり、現役のFessendenの日本人生徒が彼自身が開発したオリジナルプログラムを直接河野大臣にプレゼンする機会があった事などをいつものようにとてもエネルギッシュに語ってくれた。
それ以外にも今、一番ホットなトピックのひとつ、AIを駆使した作品の紹介などもしてくれた。教育にすでにAIを使ったプロジェクトを取り入れるスピード感もさることながら、とても中学生が開発したものとは到底思えない作品が所狭しと並んでいた、まさしくLearning by Doing (実際にやってみて学習する)の場がここにある。ボーディングスクールという環境において、実際に体を動かして、自ら物事を体験できる子供達の才能の伸び代は青天井であることを改めて思い知らされる。
新しく新設されたアートラボなどの施設を歩いていると中学生年齢の子どもたちが通う学校であることを簡単に忘れてしまう。日本の大学レベルと同等レベルの専門的な施設でFessendenが特に重点を置いている、ここでもLearning by doingが実際に目の前で行われている。
授業中の生徒たちに何を学んでいるのか?と話しかけるととても端的ながら的確に自分達が何に取り組み、どんな資料を使って課題に取り組んでいるのかをとても明確に教えてくれた。これは日本的に先生の言う事をとにかくメモして暗記する教育において、到底見ることのできない光景である。生徒たちが今取り組む授業の全体像と習うべき、取り組むべき課題を理解しているからこその反応であり、このレベルの授業が中学生レベルで行われていることにいつもながら感銘を受ける。
コア・カリキュラムでは一般的なアカデミックな内容を勉強しつつ、これまた豊富にあるエレクティブにおいて、ボーディングのお家芸とも言える多彩なプログラムから生徒たちが自分の興味関心のあるプログラムを選ぶ事ができる。ここで重要なポイントはどのエレクティブにおいても初級者レベルから上級者レベルまでレベルが分かれていること。これが意味するところは上級者の学習欲を満たすだけではなく、新しいことをチャレンジしたい生徒たちに、それを始めることを後押しする環境が整っていることを意味している。
スポーツであっても学問であっても年を重ねるごとに新しいことを始めることに対する抵抗感を我々は日々の経験から自己防衛の手段として覚え始める。Fessendenではその様な先入観を植え付けないという強い意志を感じる、興味関心に素直になり、それに向かって学習するチャンスがあることを彼らはいつも教えてくれる。
Fessendenという学校はボストンの郊外という立地もありDay Studentsが多いという他の学校とは異なる特徴と、またその立地を活かした800にも及ぶ週末の課外活動が一つ特徴になっている。
時にボーディングスクールの生徒たちは外界から隔離された環境で生活をしているので、外部の環境について学ぶ機会が限定される場合もある。もちろんこれが学業において、また治安面に置いてメリットになる部分も大きいのだが、Fessendenにおいてはさまざまな課外活動で得る経験や学びに価値を置いている。
ESLは中上級者向けのコースのみのたま英語力については比較的高い要求をされるが、それでも日本で育って英語のコミュニケーションがなんとかできるレベルの子供であれば十分に合格を勝ち取る可能性のある素晴らしいボーディングスクールといえる。
また、毎年日本においての同窓会に出席をさせてもらっているが、そこでの年代を超えた交流はこれもまた圧巻で、多感な中学時代を特別な仲間、そして世代を超えた共通の学校文化で育まれた人格と教養は何者にも変え難い財産であると改めて感じる。
ここでは語りきれないほどの学校のアップデート情報、生徒たちとの交流、校内の様子やプロジェクトのブログでは公開できない写真など多くの情報をコンサルタントが直接訪問をしてリサーチ・収集をしております。もし最新の学校の生の情報を知りたいと思われるご家族、お子様がいらっしゃいましたら、ぜひEコンシェルジュまでお問合せください。
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