Eコンシェルジュの現役留学生とこれから留学する生徒の交流会
日本はこの季節になると卒業シーズンということで新たな生活に向けた準備で世の中全体が少し慌ただしい雰囲気になります。同時に3月は北米、ヨーロッパのボーディング生が春休みとなり、1週間〜3週間ほどの休みの時期となり、続々と生徒たちが日本に戻ってきます。
私は彼らのコンサルタントとして出来るだけ顔を合わせて彼らの留学の様子をヒアリングするようにしています。ここで得られる最新の「生徒視点」の学校情報は、生徒たちがより良い新学期を迎えるにあたって非常に重要な指針となります。
子供達が日々の生活をどのように捉えているのか?
困難な状況をポジティブに捉えられているか?
友人関係や教師との関係をうまく築けているか?
聞きたいことは山程ありますが、それぞれの生徒に対して成績表の先生のコメントなども合わせながらより良い学校生活のためのアドバイスをしています。
特に今年は、最近の私の生徒たちは私からのアドバイスを聞くだけに終わりません。生徒たち自らがこれから留学をする生徒たち、親御さんたちに自らの経験を語ってくれる機会がとても多くありました。
私は大勢の聴衆に向けて情報発信する手段はブログに限定をしています。その理由はそれぞれの子供、ご家庭にそれぞれ異なるバックグラウンドがあり、こちらから一方的に発信する情報はHPやYoutubeの動画で十分のその役割が完結していると思うからです。
留学コンサルタントである私が追うべき役割は、テクノロジーやAIで埋め合わせが出来ない部分、それはパーソナルなコミュニケーションからなる、言語化の出来ない感覚的な部分や経験則をこれから留学をする子どもたち、そして親御さんたちに伝えることだと考えています。
現役生徒たちから直接送られるメッセージは、これから留学する子供達もその子の親御さんたちに、「こんな子供に育てたい!」「心から生徒が楽しんでいる様子がうかがえる、この学校に自分の子供を通わせたい!」と1時間程度のコミュニケーションですっかり感化されてしまうほど強力です。これは進学率や生徒数など、HPのあらゆる情報を見ても得られない感覚です。
今年は、G8の年代の生徒から小学生の子供に対するアドバイス、高校年代の生徒へ日本のトップ大学の生徒からのアドバイスなど、私の生徒たち同士の出会いをアレンジしました。私のその場に立ち会いますが、素晴らしいシナジーを感じることが出来ます。何よりも私のサポートをしていた子どもたちが年代を超えて出会い、お互いに協力をし合っている姿はとても感慨深いものですね。
もちろん、いつでもこのような機会がセットアップできるわけではないですし、それと同じクオリティのコンサルタント業務を提供することが私の役目でもあります。その為には、私自身が大人目線と生徒目線のどちらも持っている必要があり、春休みのこのタイミングで行われる現役生と、これから留学をさせるご家族との交流は私にとってもとても有意義な経験となります。
日本では新学期が始まるタイミングとなりますね。また新たな出会いがあることを楽しみにしています!