純ジャパの僕が Ten Schoolsに合格できた理由。Vol.3
第3回(学校選び)
僕はアプリケーションを始める前まではボーディングスクールの中でもTen Schoolsの数校について表面的なことのみしか知らず、サマースクールに参加したこともなかったため、キャンパスビジットをした方がいいかアドバイザーにも相談しましたが、準備ができていないことや時間がないことを考えるとその分勉強やエッセイに費やした方がいいという結論になりました。よって、学校選びはもっぱらHPを中心とした情報に加え、それぞれの学校の特徴や雰囲気についてアドバイザーや知り合いに相談しながら選ぶことになりました。ただし、SSATは受験しないことを決めていたので、SSATのスコア提出を任意とする学校のみに絞らざるを得ませんでした。例として、Ten Schoolsの中でSSATのスコア提示を任意としている学校は半分の5校で、ただし、その多くがSSATのスコア提示はあった方が良いというポジションを取っていました。
僕は第一志望群としてTen Schools4校、加えて西海岸トップスクールのCate Schoolを受験することにしました。ちなみに、Cate SchoolはTOEFLの足切り点数が105点とTen Schoolsの足切りラインよりも5点高い一方、SSATのスコアはむしろ提示する必要はないと明記されています。これらの学校は合格率が15%かそれ以下、Cate Schoolに至っては10%以下ということでしたので、比較的合格率の高い学校も加えると同時に、出願と結果が早めに分かり日本の学校からの推薦状がなくても受験できる軽井沢のインターナショナルスクールUWC ISAKも含めた計10校に出願しました。僕の体感としては、多くの生徒が僕と同じくらいの10校程度に出願していました。一方で、西海岸のCate Schoolの生徒の中には、Cate Schoolのみ受験して、もし不合格だった場合は地元の公立の学校に通う予定だった生徒も数多くいました。これは、東海岸と比べるとボーディングスクールの数が少ない西海岸ならではだなと感じました。
僕はマサチューセッツ州のジュニアボーディングスクールに1年間通っていたこともあって、多くの友達が僕の受験する学校にも進学していて、それぞれの学校の長所や短所などについては彼らにも電話やメールで質問をして聞きました。学校のホームページはアカデミクスでもスポーツでも学校の良いことを中心に書かれているので、実際に通っている人から学校の様々な実情について聞けたことは学校選びにおいてすごく助かりました。その他にも現役生や卒業生などを見つけてなるべく直接お話を聞くようしましたが、中には知り合いがいない学校もありましたので、その場合は学校のホームページ以外の記事をとにかく見ることにしていました。このように第三者からの観点は学校選びにおいてもその学校についてよりよく知るために重要だと感じます。
僕が学校を選ぶにあたっては、アカデミクスのカリキュラムが充実していて良い進学実績があること、留学生の割合が高く多様的であること、スポーツ(特に野球)やボランティア(特に海外プログラム)などの課外活動が充実していること、ボーディング生の割合が高く生徒や教員などコミュニティの結びつきが強いことなどをポイントに選びました。アートやミュージックにかなり力を入れている学校も多かったですが、その点では自分はあまりアピールできなかったため、むしろそのような学校は除外しました。
さて、学校選びもおわり、いよいよエッセイ書きとインタビューが始まります。
↓
続きは第4回へ