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純ジャパの僕が Ten Schoolsに合格できた理由。Vol.8 Revisit Day→学校決定

第8回(Revisit Day→学校決定)

多くの学校は3月の最終週から4月の始めにかけてCampus Revisit Dayと呼ばれる合格者がキャンパスを訪れる日があります。僕は西海岸と東海岸両方の学校を訪れ、しかも車での移動がひたすら長く、スケジュールも朝早くから歓迎のセレモニーが始まり、授業に参加したり、生徒たちの演奏を聴いたり、キャンパスツアーをしたりとレセプションが夕方近くまで続き思った以上にきついツアーとなりました。それでも、それぞれの学校の雰囲気だけでなく授業内容や寮生活なども直接知ることができ、また、第一志望の2校はRevisit Dayの前日に野球の試合を見ることもでき、Campus Revisitは学校選びにおいてとても重要だったと感じます。また自分同様Campus Revisitをする他の生徒と交流できたことも学校を決めるうえで、非常に重要なポイントになったと思います。そこに来る多くの子はトップスクール複数に合格して迷ってる子たちなので、お互いになぜその学校で迷ってるかの情報交換し、例えば、チェコのトップテニス選手の男の子はChoateのテニスコーチの方が気に入っているが、Hotchkissの方が室内テニスコートがあって練習環境は充実している点で迷っていたり、アイオワ州からの女の子は兄弟も通ってよく知っているExeterの少しコンペティティブな環境とアットホームなHotchkissとで迷っていたりと大変参考になりました。

 

各学校ともCampus Revisit Dayは趣向を凝らしていましたが、中でもCate SchoolのCampus Revisitが個人的には一番楽しかったです。パートナーの生徒が色々な施設に案内してくれるだけでなく、新入生と現役生でのアイスブレーカーやバンドによる演奏などイベントも多数用意されていました。またCate Schoolは生徒や先生全員がとてもフレンドリーなコミュニティで、野球の試合を見ていた時もコーチだけでなく選手やその保護者も気さくに話しかけてくれ、厳格な雰囲気のある東海岸のボーディングスクールとはかなり違うと感じました。ただし、Cate Schoolの強みであるカリフォルニアの素晴らしい天気とオーシャンビューは生憎の雨で発揮しきれなかったのが少し残念でした。

 

さて学校決定についてですが、悩みに悩みましたがCampus Revisitで実際の授業を受けて生徒の話なども聞いたことを踏まえて自分が一番アットホームに感じた学校がこれから進学するThe Hotchkiss Schoolです。学校の設備や施設はもちろん、生徒がとても洗練されていて、特に授業後にツアーガイドしてくれたクリスが学校について親切に教えてくれ、僕もHotchkissに入って彼のような生徒になりたいと強く感じました。キャンパスツアーの最後にHotchkissに入ることを決め、彼に伝えるととても喜んでくれました。僕はそれまであえて各学校のグッズを買わないようしていましたが、最後に訪れたHotchkissでついに帽子やトレーナーを買い終わった時にはCampus Revisitした最後の生徒となっていました。

 

第8話まで読んでいただいた皆さんありがとうございました。僕も最初はアメリカのボーディングスクールについて分からないことだらけで、11月から始めたある意味無謀な挑戦でしたが、関根さんをはじめとした多くの方々に助けられて自分のドリームスクールに進学することが出来ました。読者の皆さんも僕のブログが少しでも参考になりアメリカのボーディングスクールを目指すきっかけになってくれたらうれしいです。もしかして、続編でこれからの僕のボーディングスクール生活をお届けすることになりましたら、その時はまた宜しくお願いします。

 

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