2025 / 1 / 20 Choate Rosemary Hallの来日セッション (受験成功の秘訣と気づき)
ボーディングスクールやボーディングスクールに通わせるご家族、もちろん現役生との交流は留学コンサルとして最新の情報と感性を維持する上でとても重要なエレメントです。機会があれば、そのような機会に足しげく通うことが私の日課の一つでもあります。新年早々ですが、今年もChoate Rosemary HallのHead of SchoolのMr. Curtis、Chief Enrollment ManagerのMr.Beatonが来日しChoate Rosemary Hallに興味のある生徒に向けたセッションを開催しました。私のサポートをするご家族の依頼を受けて、今年も参加をしました。
ちょうど、一年前にも現役生徒のご家族の依頼でセッションに参加をした様子をブログにしていますので、そちらもぜひ一読ください。(以下、一年前のセッションの様子)
さて今回はまず、去年の段階で何度もお問合せをいただいていて、私自身も明確に返答ができていなかった「村田奨学金」についてです。去年の途中から村田奨学金に関する情報ページがChoateのHP上で見つからずに、「村田奨学金は無くなったのですか?」というお問合せを複数いただいておりました。結論から申し上げると村田奨学金は存続しているのでご安心ください。今年もChoate Rosemary Hallの卒業生であり、村田奨学金/The Murata US-Japan Scholars Programの創設者でいらっしゃる村田貴士氏も登壇をし、これからボーディングスクールの受験を検討する子供達、そしてそのご家族に対して熱いメッセージを送ってくれました。
今回のセッションの大まかな流れは前回と同様なので、詳細は前回のブログをご参照ください。今回は前回とは少し異なる取り組みの部分について印象に残った部分にフォーカスをしたいと思います。
特に印象に残ったのは、前回の段階ではまだ受験生だったお子様の親御さんが今年は現役生の親として、そして、去年はまだまだ新入生だった生徒を持つ親御さんは今回、入学1年後の姿についてChoate Rosemary Hallの魅力として語ってくれました。
4名の方々が登壇され、1時間弱、それぞれお子様をChoateに送る親御さんの大変参考になる生の声を聞くことができました。私がChoateに抱くイメージや実際に現地で出会う生徒たちとの印象からは大きく違うことはありませんでしたが、一つ言えるのはこのレベルの学校であるからこその、先生たちからの質の高いサポートを享受できる事、生徒同士でのレベルの高い切磋琢磨出来ることが一つの大きなメリットと言えるでしょう。
レベルの高い学校だからといってもWhole Personを目指す学校において、試験の成績一辺倒では決してありません。その評価基準は様々です。試験のスコアが高ければ、それ以外のことについては目を瞑るような環境ではありませんから、生徒たちは留学を通して何かしらの「壁=伸び代」にぶち当たる訳です。
そこで肝心なのが、周りの生徒たち教員からのサポートですが、親御さんの生の声を聞くとその部分の手厚さを感じます。そして生徒たちもその環境を謳歌するべく、最大限努力する、そんな相乗効果が文化として根付いているのがChoateなのでしょう。
もう一つ、面白いエピソードとして印象に残ったのは、皆さん共通してChoateに入るために頑張った生徒たちにも関わらず、いざ合格をもらうと「自分のその資格はあるのか?」「本当に自分が行って大丈夫か?」と迷いが生じるようです。目指すべきものが、いざ自分の選択肢として現実のものとなると恐れに似た感覚を感じるのかもしれません。
その気持ちは留学スタートともに薄れるようですが、私に強い印象を残したのはこの言葉から感じられる生徒たちの受験に対する姿勢です。
ともすると、親御さんがリードしがちな受験プロセスですが、今回登壇された親御さんのお話を聞くと、むしろ親御さんたちはブレーキをかける側の役割を担っているようでした。生徒たちの方に留学に対する熱い気持ちがあり、親はそれをサポートする側、あるいは、その熱い気持ちを正しい方向性へ導くのポジションにいる事を意識的に行っていた事を、それぞれ別々の親御さんの口から共通の体験として聞けたことはとても興味深く、これからボーディング留学を準備する親御さんにとっても示唆に富むメッセージであり、コンサルタントのあり方を改めて考えせられるストーリーでした。
2025年も生徒たちと共に成長する素晴らしい年にしたいと思っています。
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新たな出会いを楽しみにしています!