ボーディングスクール 合格発表 2022
東京ではすでに桜も咲き始め、気温も20度に迫る日が多くなっています。
ボーディングスクールのメッカである東海岸では今でもまだ雪が降ったり、0度近い気温のようですが、それでも3月になってからの気候は穏やかになりつつあるようです。留学コンサルタントにとっての3月は色々と慌ただしく、現在ボーディングに通う生徒たちは約3週間の春休みのために続々と日本に戻ってきました、そして3週間後にはまた現地へ戻って、夏学期を現地で過ごすことになります。
そして、3月15日はボーディングスクールを受験した子供たちにとってとても重要な日となります。1年から半年の準備をして臨んだボーディングスクールの合格発表が同日に行われました。
私がサポートをしていた子供たちもテンスクールズへの合格をした生徒を含め、Level4の学校への合格を複数もらうことのできた生徒もいます。まずはギリギリまで頑張った生徒たちに「おめでとう」と「よく頑張りました」の言葉を送りたいと思います。
準備をスタートさせたタイミングはそれぞれですが、インタビューの練習、エッセイの作り込みを通して彼らは自分自信を知るための作業に時間をかけてきました。日々の膨大な勉強に加えて、この作業に時間を割くのはとても大変なことですが、彼らは良くやってくれたと思います。特にインタビューについては合否を分ける重要なファクターの一つですが、練習を重ねるごとに生徒たちが自分自身を魅力的に語れるようになっていく姿を見て、その成長の速さと、彼らの無限の可能性を感じることが出来て、私自身とても楽しませてもらいました。ここからは、さらに自分の可能性を高めるための環境が待っています。自分の目指した学校で、今度はその学校の生徒として充実した生活を送ってもらいたいと思います。
今年のボーディングスクール受験の総括です。全体的にコロナからの出口が見えてくる中で、ボーディングスクールへの需要が増していること、加えて、SSATの試験がオプショナルとなることで総じてレベルの高い学校への願書が出しやすくなっていることなどの状況などから、全体的に応募者が増加してそれに伴って競争率も高くなっているという印象があります。
今回の経験を踏まえて、ボーディングスクール進学準備のための戦略についても変更が求められます。SSATの在り方については戦略的に判断をする必要がありますし、Level4の学校郡においての序列についてもUpdateの必要性を感じました。
同時に、変わらない部分としては学校と子供の相性がやはり重要であるということです。子供たちにユニークなパーソナリティがあるのと同様にボーディングスクールにも明確なキャラクターがあります。明確には言語がされていないですが、不思議とその相性がうまく合致する学校からの結果は良い結果が出ています。とても感覚的なものですが、各学校がそれぞれに「求める学生像」があると仮定すれば当然のことと言えるかもしれません。
これからボーディングスクールを受験する生徒たちへのアドバイスとしては、自分自身のキャラクターを知ること。そこから派生して、自分のキャラクターにあっていると思われる学校を徹底的にリサーチをすること。そしてなぜ自分がその学校にあっているのか?その根拠を明確にすること。最後にそれらをインタビューやエッセイで表現できるスキルを身につけておくこと。これが2023年以降のボーディングスクール準備において間違いなく必要な作業になるでしょう。
休む間もなく、2023年入学のための準備がスタートします。